コラム

お風呂のアンモニア汚れ、自分で出来る掃除方法はある?

浴槽をこすり洗いしている様子

お風呂の内部に染みついた汚れって、なかなか落としきれないものです。
築年数が古くなり、なおかつお風呂場リフォーム期間もかなり空いてしまっているような状況では、もはや自力で清掃してもその効果はたかが知れているといったレベルかもしれません。

ただし、そこまでの惨状に至る前に出来ることは結構あります!

たとえばしばしば発見されるお風呂のアンモニア汚れなどは、対処次第でお風呂場を綺麗な状態に戻せる可能性を占めています。
……そもそもなぜお風呂場でアンモニア由来の汚れが、という話にもなるのですが、これは特にお子さんがいる世帯あるあるかもしれません。

こっそりとお風呂場で用を足してしまうお子さん、意外と少なくなかったりしますので(笑)。
しかしそれが常態化するとお風呂場もアンモニア汚れが顕在化してしまいます。

今回は、お風呂場におけるアンモニア被害とその対処法について、ご紹介していきましょう。

アンモニア汚れが付着してしまうお風呂場は稀に見られる…

頭をかかえる女性

前述のように、しばしばお風呂場でアンモニア汚れが発生してしまい、ガンコにこびりついてしまうことはあり得る事態です。
実は成人して以降も、こっそりお風呂場で用を足す人って一定数いるようです……このような人に以前話を聞いたところ「分かっていても、癖でつい」と話していました。
どうも、入浴前にトイレに行って用を済ますのが面倒だと言うのです。習慣付いてしまうと、そういう考えに至ってしまうのかも分かりませんね。

ただ、このような習慣はなるべく脱却した方が良さそうです。
既にこういった習慣が身についた方が老後に介護施設に入居した結果、入浴介助の際についつい癖で用を足してしまうという事態が発生しているからです。
あくまでもレアケースではありますが、そんな状況を招く可能性もあるということで、お風呂場では用を足さないことを心がけるのが一番ですね!

せっかく自宅にはトイレもあるわけですし……。

お風呂がアンモニア臭くなる理由

では、ここから具体的にお風呂場がアンモニア臭くなる理由を提示していきたいと思います。
もうこのような状況になったらいくら掃除しても手が回らないような気もするのですが、主にその理由は2つです。

尿の飛び散り

まず第一に、お風呂場で用を足すことで尿の飛沫が飛び散ってしまい、それが十分に洗い流されることのないまま残ってしまい、尿汚れが付着してこびりついてしまうという事態ですね。
毎日のようにお風呂場で用を足していると、いずれ必ずその結果が蓄積されてしまい、尿汚れ由来のアンモニア臭が発生するようになってしまいます。

お子様がいるご家庭では、なかなか入浴中のおしっこを阻止するのは難しい時期もあるはずですが、なるべく早めにそういった習慣を修正していただくのがお風呂場をキレイに保つコツとなります。
お風呂に入る前に、そもそもトイレに行ってもらうといった習慣をもうけるのも大事かもしれませんね。

排水口からの匂いの立ち上り

一部の古いお風呂場では、配水管がトイレのそれと繋がっていることもあるようです。
通常、戸建ての場合はトイレもお風呂もキッチンも、床下の配管で合流し、下水道に流れるという仕組みがよくあるところですが、この場合はそれぞれの管も離れているため、臭いの逆流もそうそう起きない形となります。
しかし万が一、トイレとお風呂場の配水管が近い設計になっているという場合、お風呂場で用を足している人がいないにも関わらず、入浴の際にうっすらアンモニア臭が漂うといった、割と最悪な状況に苛まれることとなってしまいます。

原因が原因なだけにお風呂場をいくら綺麗にしても意味がないため、この場合は水道管の工事専門の業者を呼んで配水管の状況を確認してもらう必要が出てしまいます。
残念ながら配水管の工事は何かと高額になりがちなので、ある程度お財布には痛い価格を請求される可能性も覚悟しておくことが必要となってきます。

尿がこびりついている場合はクエン酸が有効

水が入った霧吹きのボトル

仮にご自宅のお風呂場に、アンモニア由来と思われる汚れが付着したという場合、できれば業者に依頼せずに自力でキレイにしたいと思うものですよね……。
こういう場合には、クエン酸を頼るのも一つの手です。

掃除の方法は簡単。
スプレーボトルに水とクエン酸を入れて、これをお風呂場内の汚れが目立つ箇所に噴射していきます。
クエン酸がアルカリ性の尿成分を中和してくれるので、臭いの原因を除去することが可能となるわけですね。

ただしこれもある程度、軽い状況でしか通用しない手段です。
あまりにも年季の入った尿汚れの場合は、到底元通りの清潔なお風呂場環境を取り戻すことはできません。
この場合は、諦めてお風呂場リフォームを頼るのが一番となります。

どのみちリフォームを検討する時期に差し掛かっていることは確実!

お風呂場に、アンモニア由来とおぼしき汚れが目に付くようになっている……こういった状況に気が付くということは、おおよそリフォームの時期が、そもそも近くなっていたことを示唆しているとも考えられます。
一般的には15~20年間隔でお風呂場はリフォームすべきとされています。

もしもそういった時期に該当するようであれば、もう自力での清掃による汚れの除去は諦めても良い頃合いと言えるでしょう。
後はプロに任せて、お風呂場環境を綺麗に一新してしまうことをオススメします。

ちょっと目にするだけでアンモニア汚れがこびりついて見えたり、臭いも漂うという場合はなかなか依頼もしにくいかもしれません。
ただしどのみちいつかはリフォームしなければならないわけですから、ここは気にせず業者に声をかける時期だと割り切るのが一番ですね!

一度キレイな状態に戻してしまえば、絶対に「ああ、リフォームを依頼して良かった」と実感できるはずです!

クラシフであればお風呂場全体をリメイク工法という、廃材を一切出さずに美しいお風呂場環境を構築する工事を得意としています。
リフォームに掛かる価格も、時間も通常の工事と比較しても大幅に削減できますので、ぜひご検討ください!