お風呂のリフォーム、トラブルを避けて改装を済ませるための注意事項!
お風呂場は、20年以上使用していると経年劣化によってあちこちに破損が生じたり、カビが沈着するなどの汚れも目立つようになるものです。
普段からこまめに掃除を徹底していれば幾分マシになるのですが、やがてはリフォームを検討すべき時期というものが、必ず訪れます。
しかし、分かっていてもいざそのリフォームの時期に直面すると、意外とどう動いていいか分からないものなんですよね……。
どの業者に依頼すれば安心して工事を任せられるのか。
工期はそもそもどの程度かかるのか。
金額面の負担はいくらに及ぶのか。
一生のうち、そう何度も体験することのないリフォームだからこそ、知らないことが多くなるのは当然です。
そこで大切になるのが、いずれリフォームが必要となるときに備えて、今のうちに知識を蓄えておくことでしょう。
今回は、お風呂のリフォームに関して、直面する可能性のあるトラブルを色々とご紹介してまいります。
あらかじめトラブル事例を知っておくことで、お風呂場をリフォームする際には、そういった事例に備えて対策を講じることができるようになるはずです!
お風呂場リフォームを依頼する段階のトラブル
まず初めに言っておきますと、お風呂場のリフォームにおけるトラブルについては、現状ではそう多く遭遇するものではありません。
何故なら在来工法にせよユニットバス式のお風呂にせよ、リフォーム事例はこれまでに全国各地で多数蓄積されているため、トラブルに発展してしまうほどの失敗を招くケースは、今ではほとんど皆無だからです。
ただし、それでもトラブルがゼロになるわけではありません。
こちらでは、お風呂のリフォームを業者に依頼する段階で生じる可能性のあるトラブルについて、いくつかご紹介していきましょう。
事前の業者選びで失敗してトラブル…
現在、ほとんどの施工業者は丁寧な改装工事を引き受けてくれますし、作業に関する見積もりも丁寧に出してくれます。
ただし、依頼をした業者が遠隔地に事業所を構える場合、都度工事のために自宅に来るまでの時間がかかるもの。
場合によっては遠すぎて依頼を断られる場合もあります。
評判の良い業者を探すのも大事ですが、近隣で引き受けてくれる業者を選んだ方が、スムーズに改装工事は進むはずです。
業者選びの際に失敗をしないコツとして、これは意識しておくべきでしょう。
また、評判が高い業者は依頼も多く、結果的に改装にかかる工期も長くなりがち。
工期が長くなるとそれだけ近隣にも配慮を必要とする時間が増えることになるので、あまりに引く手数多の業者を選ぶのも考え物かもしれません。
もちろん、近隣への事前の申し合わせをしたうえで「気にしないでいいですよ」と太鼓判を貰えたのであれば、その限りではありませんが。
業者に改装についての要望をしっかり伝えずに工事当日に双方困惑するトラブル…
お風呂場のリフォームを依頼する際には、事前にしっかりとどういう改装を依頼したいか、業者に伝えることも大事です。
ふわっと「壁と天井を新しくして~」ぐらいの依頼ですと、業者もパネルを入れ替えるだけで良いのか、それとも下地も交換すべきか分からず、都度レスポンスが増えてしまいます。
また、業者側から提案される、状況に応じた最適な改装についてのアドバイスもあるはずですが、こういったことについても話を詰めておかないと、いざ工事当日に自分が思っていた工事とは違う改装に着手される場合もあるかもしれません。
レアケースですが、「ここまでやってとは言っていない」とクレームを出さざるを得ない事例も考えられますので、なるべく改装着手前に、しっかりとお互いに工事の概要を確認しあうべきですね。
専門的な、わかりにくい説明を受けた場合は何となく流すのではなく「それはどういったリフォームでしょうか」と遠慮なく質問することで、この手のトラブルは除去できます。
見積もりに出ていた金額以上の支出が確定してしまう稀なトラブル…
大前提として、改装工事に着手する前には見積もりを業者から提出してもらいます。
その内訳を見れば、工事に必要な作業と発生する費用が確認可能ですし、この金額次第で最終的に改装を依頼するかどうか判断するという方が多いはず。
ほとんどの場合はこの見積もり通りに作業は進行しますが、場合によっては予想以上にお風呂場の老朽化が進んでいたり、そのまま放置すると安全上の問題が生じることが発覚する場合も考えられます。
当然この場合は一旦改装は中止となり、問題点を世帯主に報告し、工事の再開をするかどうか業者側も判断を待つ形になります。
そしてこのとき、発覚した問題を解決して工事をする必要が出るので、見積もりに出た金額以上の費用が発生することにもなってしまうのです。
本来は最初の見積もりを出す段階で発覚しておくのが最善なのですが、場合によってはいざ工事に着手したら問題が発覚することもあり、その際には費用も追加で発生してしまうというのも、トラブルとしては考えられるところです。
お風呂場リフォーム施工後のトラブル
前項ではお風呂場の具体的な改装に取り掛かる前のトラブルについての紹介をしていきましたが、続いてこちらでは、改装工事後に生じてしまうトラブルについての一例を挙げてみたいと思います。
こちらもあくまでレアケースでほとんどの場合は無縁で済む事例ですが、一応目を通していただけますとさいわいです。
不要なオプションで掃除やメンテナンスが大変
お風呂場のリフォームはそうそう何度も経験するものではないので、どうしても改装の際にオプションについても見直す機会が多くなるものです。
しかし、これまで取り付けていなかったオプション。
たとえばジェットバスなどは、せっかく導入しても人によってはそこまで活用しなかったり……。
さらには、こういったオプションを導入したことで、今までよりも掃除やお手入れに手間がかかるようになるという欠点も抱えています。
これはリフォーム終了後に直面するトラブルとしては、割とあるあるです。
せっかくの設備も宝の持ち腐れどころか、使わないのにメンテナンスの手間だけはかかるという事態を招く結果になります。
オプション導入の折には、「本当に使うのか」ということから考えておく必要があるということですね。
バスタブを交換したことで使い勝手が悪くなった
お風呂場のメインを張るのが、浴槽。バスタブです。
このバスタブをお風呂場リフォームの際に交換するというのは割とよくあることなのですが、老後のことを踏まえて浅く広いタイプ。あるいは段差や手すりがついたタイプにしたことで狭く感じてしまうというケースもあるようです。
特に、身体の大きな男性が、この不自由を感じやすいことも。
バスタブの交換を検討する際には、可能であれば事前にショールームなどに出向いて実際に自分の体で入り心地を確認するか、あるいは業者側の意見をしっかりと聞いて選んでみることをおすすめします。
業者の施工が甘かった
そして最後に、これこそ超レアケースですが、ない話ではない事例をご説明しておきましょう。
ズバリ、練度の低い業者に委託してしまったことで、リフォーム後のお風呂の施工に甘さが目立ち、そのせいでQOLが著しく低下するという事態も、残念ながら考えられます。
ほとんどの業者は適切な改装を経て快適なお風呂場を提供してくれるのですが、そうではない業者もあるということですね、
これを防ぐには事前にしっかりと業者ごとの評判を口コミなどを参考に見極めることが大事になるでしょう。
ただ、繰り返しになりますが、ほとんどこのトラブルに関しては実際に遭遇し得ない事例なので、そういう意味では安心しておいて良いかもしれません。
リフォームにかかるトラブルを防止するには、業者依頼前の入念な下調べは大切とだけ覚えておきましょう。
リフォーム後に適用されるアフターケアに着目した業者選びを!
ということで、今回はお風呂のリフォームにおいての状況ごとのトラブルをいくつか紹介いたしました。
リフォームを依頼する段階でのトラブルも、リフォーム完了後のトラブルも、業者への密な意思表示を行っていればほとんど防げるものです。
ですが少ないながらも「せっかくお風呂場を改装してもらったのに、金額に見合った改装と感じられなかった」という方もいらっしゃいます。
そのような思いをしないために、失敗した先人に倣う姿勢は大切かもしれませんね。
また、リフォーム後に生じたトラブルに関しては、アフターケアが万全な業者に依頼していればリカバリーを依頼することが可能です!
ほとんどの業者が大なり小なり、アフターケアに対応していますので、改装後のトラブルが発生した場合はすぐに問い合わせてみましょう。
もちろん、クラシフの改装後のアフターケア体制は万全です!
いずれの改装においても3年間の保証をお付けしています。
施工上の問題で塗膜やフィルムが剥がれたり、ふくれが生じた場合はただちに無償で補修。または再施工をさせていただきます。
(ホテル等、業務用の場合は2年間保証をお付けいたします)
優良な業者はアフターケアも含めてのリフォームを承りますので、この点についても考慮しながら、ぜひ理想のお風呂場リノベーションをご検討ください!