お風呂工事中の入浴問題、どう解決するべき？代替案は意外と多い！

経年劣化により、徐々に傷みが表面化するお風呂場。
このお風呂場を、大体15年から20年間隔で、私たちはリフォームしていく必要があります。

実際、そのリフォームが必要となる時期は環境や日々のお手入れによって変動しますが、基本的には大事に使えば使うだけ、長く綺麗に使うことが出来ると考えておいて問題ないでしょう。

とはいえ、いずれは改装工事に入ることになるわけですが……。

さて、このお風呂場リフォームに関してですが、おおよそは業者任せにしておいて大丈夫です。
工事に関する意向を伝えて、見積もりをとってもらい、承諾したら実際に着手してもらうだけで、特段依頼主側が何かしなければならないこともありません。

ただし、お風呂場が使えなくなるため、工事期間中はどこか別の場所で入浴しなければいけないということになります。
その手段は色々とあるわけですが、今回はこの点に着目したお話をさせていただければ、と思います。

お風呂のリフォーム期間中、どうやって入浴する場所を確保するのかまだ漠然としか把握していないという方向けに、今日はこれまでお風呂の工事を経験した方たちが、工事期間中に講じた入浴手段の確保を、3つ紹介いたします。

銭湯を利用する

まず結論から書きますと、現代では入浴施設はそこかしこにあるものですし、工事期間中に自宅のお風呂場が使えなくても、数日程度ならそこまで困ることもありません。
もちろん、田舎も田舎、超田舎という場所では話は変わってきますが、地方都市にお住まいの方であれば、特段困ることはないはずです。

最初に挙げる入浴スポットとしては、オーソドックスに銭湯をおすすめします。
銭湯は現在徐々にその数も減っていますが、まだ現状では“どこにでもある”という状況です。

一度の利用で数百円という価格で済みますし、入浴場も広いため開放的な気分でお風呂を楽しむことが出来ます。
さらにサウナ室を完備している銭湯も多いのが嬉しいところ。

入浴ついでにととのっておくというのも、日頃の疲れを癒す意味では有効でしょう。

親戚、知人宅のお風呂を借りる

また、これは私の実家がお風呂場をリフォームした際の話になりますが、近隣の親戚の家のお風呂を借りて凌いだという経験があります。
普段から頻繁に人が行き来する親戚同士という関係であったので気兼ねもなく、利用もしやすくて助かりました。

他にも友人、知人に無理をいってしばらくお風呂場を借りるという手もあるでしょう。
恋人がいるという方なら、恋人の自宅のお風呂を使わせてもらうというのも、いい手段ですね。

ただし、大前提として他人の自宅のお風呂場を借りるわけなので、それ相応の見返りとなるものを用意しておくことも大切。
「入浴料」と称していくばくかの金銭を渡しておく。あるいは生活必需品を購入して、まとめて相手に渡すなどしておくと心象も良くなります。

スポーツジムを利用する

現在では、健康のために日常的にスポーツジムを利用しているという方も増えています。
ある方はお風呂場のリフォームに際して、かなり手の込んだ工事を依頼。当然そのリフォーム期間もかなり長いものとなってしまいました。

が、入浴面での心配は一切ありませんでした。
毎日のように仕事帰りにジム通いをしていたため、そこでシャワーを浴びて帰れば問題ないと考えていたわけですね。
じっくり肩まで熱い湯に浸かることこそ出来ませんが、ともかくこの方はジム通いが元々の日課でしたので、運動を終わらせた後にシャワーでさっぱりして帰宅することで、入浴の代用が出来たということになります。

そして今はスポーツジムもあちこちにかなり普及していますし、低料金で利用できる施設も増えています。
日頃からジムを利用している方にとっては、お風呂場リフォーム中の入浴問題は、さほど大きな問題ではないようですね。

他にもまだある！お風呂場が使えない時の代替方法！

前述した3つの入浴スポットは、恐らく大半の方がお風呂場リフォームを実施している最中に活用するものだと考えられます。
しかし中には、上記3スポットのいずれもアテがないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこちらでは、さらにその他の代替方法をご紹介してまいりましょう。

漫画喫茶のシャワーを利用する

ほとんどの漫画喫茶にはシャワーが完備されています。
「シャワーだけの利用なんて出来るの？」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、安いオープンシートだけ利用することにして、受付後にそのままシャワー室に行き、さっぱりしたらお会計という使い方もできます。
大手の漫画喫茶の場合、お会計はせいぜい300円程度となりますので、地域によっては銭湯よりも安上がりとなります。

その反面、ゆっくり入浴することはできませんが、あくまでも工事が終了するまでの我慢と割り切れば、比較的役に立つ代替案と考えられます。
ついでに漫画を読むことも出来ますし……。

ホテルのお風呂だけを利用する

いくつかの宿泊施設では、お風呂だけの利用が可能となっています。
温泉設備がウリの旅館、ホテルで比較的多く見られるサービスになっており、これだけのために来館する方も少なくありません。

近隣の宿泊施設をリサーチし、該当するサービスがあるようなら、利用することをおすすめします。
シンプルに入浴体験が素晴らしいものになりがちなので、これなら自宅のリフォームが完成するまでの間も苦痛に感じることもないでしょう。

短期間の工事の場合、いっそ入浴しないという選択肢もある…

ただし、工事の種類によっては1日か2日で完了してしまうという場合もあります。
冬場など、特に入浴しなくても不快感をおぼえない季節であれば、いっそ入浴を我慢したまま過ごすという方法も、無理に押し通すことは出来るかもしれません。

潔癖の方には無理な方法ですが「このぐらいならまあ、我慢出来るかも」というのであれば、入浴しないで自宅のお風呂場が使えるまで待つことも一つの手段ではあります。

お風呂の工事中こそ、普段と違う入浴環境を楽しんでみては？

ということで、今回はお風呂場リフォーム中の入浴手段について色々と紹介してまいりました。
お風呂場の工事に関しては、よほど基礎から組み直すようなものでもない限り、数日ほどで完了します。

この期間は自宅での入浴ができないものではありますが、気持ちを切り替えて「普段なかなか行かない銭湯を試してみよう」とか「前から気になっていた旅館のお風呂を使おう」という方向に考えることをおすすめします。
やっぱり良い環境で入るお風呂って格別ですし、気分転換にもなります。

短い期間ではありますが、自宅で入浴出来ない分、外でそのうっぷんを晴らして良いお風呂を楽しむというのも、期間限定の喜びではないでしょうか。