自宅のユニットバス周りをリフォームしたい!工事期間と入れ替え費用の相場は?
「お風呂場をリノベーションして、より快適な入浴空間にしたい!」こういった願望をお持ちの方。きっと少なくないはずです。この場合、気になるのは工事期間と、入れ替え費用の大まかな相場ではないでしょうか。目安が分かれば、ユニットバスのリフォームに関して具体的に動きやすくなるはずです。
浴室って、やっぱり1日の疲れをお湯で洗い流す場所ですので、ここが綺麗で居心地が良いと精神的なストレスの緩和具合も全然違ってきます。
実際に浴室のリノベーション自体は高い需要もありますし、お風呂場の改装工事を経て、素晴らしい空間に再生させたという方も大勢いらっしゃるところ。
ただし、いざ浴室リフォームをやろうと思っても、意外とどうやってお風呂場を再生させればいいのか。
またその費用の洗い出し方など、素人では判然もつかない部分も多いところです。
そこで今回は、全国的にも多く設置されている、ユニットバス。
このユニットバスの工事の際に直面する要素に焦点を絞ったお話をしていきましょう。
「我が家はユニットバスだし、今後のリフォームの際にどういう問題点が浮上するのか、まだ分からない」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
普通の浴室とユニットバスはココが違う!
まず、そもそもユニットバスの定義って何なのか? というところから簡単に説明していきましょう。
ユニットバスというのはその名の通り、ユニット。一体型としてある程度工場で成型された浴室のことを指します。
ユニットバスは、一体型で大量生産が可能なお風呂
集合住宅などで広く導入されている工法で、同じ建物内ならどの部屋も浴室の基本的な造りも間取りも同じになります。大量生産が利くので導入する際にもローコストとなりますし、施工のノウハウも共有できるため、これを用いるメリットは多いと言えるでしょう。
ユニットバスではないお風呂は、在来工法で作られる
一方で、全面的なリフォームであるとか、新築で一から設計する場合の浴室で用いられる、ユニットバスを用いない工法というのもあり、在来工法と呼ばれています。
この場合は工場で作られるユニットを使わないことも多いために導入する費用も工事の手間もあるのですが、たとえば浴槽を檜風呂にするなどのカスタマイズ性が豊富なところが利点。」
集合住宅や一般的な工法で建築された戸建てでは、あまり縁は薄いのですが、こだわりとお金次第では、ユニットバス以上の快適な浴室を作ることは可能ということですね。
まあ、今回はユニットバスに的を絞ってお話をしていきますので、それ以外の工法の詳細な説明については次回以降に譲りたいと思います。
一口にユニットバスの交換と言っても、費用は状況により異なる…
ユニットバスのリフォームをしたいという場合、工事をするのか、それとも一部を交換するのかで当然費用は変動します。
たとえば浴槽のひび割れがあるという場合は、浴槽だけを交換すればそれでひとまずは完了となり、そこまでの費用も発生しません。床材を変えたい場合は、入れ替えの費用を捻出すれば最低限のリノベーションは可能となります。
ただ、丸ごとユニットバスそのものを入れ替えるとなると、それなりのリノベーション費用は発生することは間違いないでしょう。
工事の期間もそれだけ伸びることでしょうし、比例して必要経費もかさむこととなります。
そうは言っても、最新鋭の設備を導入したいという場合、ある程度はお金に糸目をつけずにわがままになることも大切なことですが。
ユニットバスの入れ替えは、施工業者との綿密な相互の意思疎通が期間の把握をする上で重要
浴室工事に限らないことですが、費用と併せて発注側が気にしがちなのが、工事期間ですよね。
これに関しては業者ごとにスケジュールが異なる場合が多いので、一概に数字を挙げることは難しいところ……ユニットバスの工事、入れ替えノウハウ自体はどの施工業者もおおよそ共有するものではありますが、人員をどの程度割けるかまでは未知数。
繁忙期などでは施工業者から呼べる人員も限られますし、工事の度合いによっても日数は変わっていきます。
大体初日は丁寧に養生するなどして終わっちゃうところです。
ただし、バスタブ交換程度ですと、1日~2日程度で完了する場合もあるようです。
このぐらいだったら土日に在宅、立ち合いしている間に終わるのでかなり助かりますね。
具体的な日数については、これはやっぱり業者側との綿密な打ち合わせ、要望の提示がなければ割り出せないものです。
逆に言えば、その要望さえ明確に早い段階で施工業者に提示できれば、業者側もそれだけ早く、担当者が事務所に持ち帰り、迅速に見積書を作ることができます。
依頼をする前の段階から、「最低限ここはこうしたい」というビジョンを用意しておくことも大事ですね。
リノベーションの方針に限度はあるけど、工事自体はシンプルに進むのがユニットバス
通常の浴室工事や修理と異なり、ユニットバスのそれの場合はある程度部品が揃っていますから時間的な制約自体はそうそう多いものではありません。
また交換が利くパーツは流用可能ですので、金銭的にも数万から数十万、全入れ替えでも100万円台で収まることが大半です。
株式会社クラシフの場合は他社と比較すると良心的な価格で施工を請け負い中。
関東一円、浴室内リフォームを90,000円台から引き受けております。
ゼロベースで思い通りの浴室を作ることはできないのがユニットバスの工事ですが、その代わり導入コスト面でかなり良心的な工事形態であると認識しておくのがいいかもしれません。
ユニットバスの規格が古い場合、工事費用はかさむ傾向があるかも?
前述してきたように、ユニットバスの工事は費用面でも期間においても在来工法に比べてメリットは大きいことは間違いありません。
ただし、お使いのユニットバスが年代物で、何十年も前の形式となると、同じ形状の新品と交換するのは、さすがに難しいケースも考えられます。既に部品が残っていないということもあるでしょうし、簡単な交換をしようにも規格が上手く合わない可能性もあるでしょう。
こういう場合は現行の規格にあわせた工事計画を練る必要がありますが、旧来のユニットバスを無理に修理するより、現行品に入れ替えた方が安全性も高くなりますし、この先修理する必要性が生じた際にも、部品の調達が簡単ですから、必要経費と割り切って思い切った範囲の交換をしてしまうことをオススメします。
ユニットバスのリノベーションは、費用と期間をしっかり施工業者に確認してGOサインを出そう!
工事自体が世帯ごとにケースバイケースですので、具体的に「ユニットバスの工事や交換の費用は●●万円で、期間は●日!」と断定できないのがちょっと歯がゆいのですが、その金額とスケジュールに関してはぜひ施工業者に見積もり経由で提示を受けていただけますとさいわいです。
ただ、繰り返しになりますが時期によっては業者も手いっぱいの案件を抱えている場合がありますので、繁忙期に該当する期間となると工事日数もやや長くなることは覚悟しておくべきでしょう。
それと、当然ですが浴室が1世帯に1つしかない場合、工事期間中は自宅での入浴が不可能となります。
そのため近隣に銭湯施設があるかどうかだけは、事前にしっかりリサーチしておきましょう。
また、同じ要望で工事や浴室の交換を委託しても、施工業者によって当然工期も費用も異なるものです。
より安く工事をしてもらうか、より迅速に工事を終えてもらうか。
自分にとって好ましい工事を委託するためにも、複数の施工業者に見積もりを依頼するのもいいですね。