担当スタッフから

今回の施工では、浴室の壁1面にパネル貼りを行い、床には専用の床シートを貼るリフォームをさせていただきました。
一般的に、浴室の壁や床は使用状況にもよりますが、10年から15年程度で劣化が目立ち始めることが多く、カビの発生や汚れの付着、目地の劣化などが進行します。タイル目地の黒ずみや床の変色、壁面のひび割れなどが見られるようになりましたら、リフォームをご検討いただく時期といえます。
今回採用させていただきました壁面のパネル貼りリフォームは、パネル・ビューティという工法で、主に在来浴室のタイル壁や天井に浴室パネルを直接貼るリニューアル方法です。この工法の最大のメリットは、壁を壊したりする大掛かりな工事が不要である点です。既存の壁の上から直接パネルを貼り付けるため、解体作業に伴う騒音や廃材の発生を最小限に抑えることができ、工期も大幅に短縮できます。また、パネルの表面は継ぎ目が少なく滑らかな仕上がりとなるため、カビが生えにくく、日々のお掃除も格段に楽になります。
一方、床のリフォームに使用しました床シート貼りは、フロア・ビューティという工法です。お風呂の床に専用フロアを貼るだけのリニューアル方法で、ユニットバスはもちろん、在来浴室のタイル床やモルタル下地にも対応可能な工法です。壁のパネル貼りと同様に、目地が少ないためカビが生えにくく、お掃除の手間も大幅に軽減されます。
今回のように、壁1面のみと床を同時にリフォームすることには、さまざまなメリットがございます。まず、コスト面では、それぞれを別々の時期に施工するよりも、一度に行うことで経費を削減できるため、トータルのコストを抑えることができます。また、工期を短縮できるという点も大きなメリットです。浴室が使えない期間を最小限に抑えることができ、お客様の生活への影響を少なくすることができます。
今回のリフォームでは、特に気になっていた壁面1面と床を重点的にリニューアルすることで、限られた予算の中で最大限の効果を実現することができました。浴室全体を新しくするよりも費用を抑えながら、最も気になる部分を集中的に改善できるという点で、非常に合理的なリフォームとなりました。
浴室は毎日使う場所であり、健康や快適さに直結する大切な空間です。カビや汚れが気になる、床が冷たい、滑りやすくて危険を感じる、といったお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。当社では、お客様のご予算やご要望に応じて、最適なリフォームプランをご提案させていただきます。今回のように部分的なリフォームから、浴室全体のリニューアルまで、幅広く対応しております。パネル・ビューティやフロア・ビューティのほか、浴槽の塗装を行うペイント・ビューティ、壁や天井にフィルムを貼るフィルム・ビューティなど、複数の工法をご用意しておりますので、現場の状況やご希望に合わせて最適な方法を選択していただけます。