担当スタッフから

浴槽のひび割れ補修と塗装リフォーム工事を行いました。
浴槽にひび割れが発生する原因は様々ですが、最も多いのは経年劣化による素材の収縮と膨張の繰り返しです。浴室は毎日のように温度変化の激しい環境にさらされており、お湯を張る際の急激な温度上昇や、使用後の冷却により浴槽材質が伸縮を繰り返すことで、やがて材質に疲労が蓄積し、ひび割れとして現れます。また、重い物を落としてしまった際の衝撃、建物全体の経年変化による微細な歪みなどもひび割れの原因となることがあります。特にFRP製や人造大理石製の浴槽では、紫外線による劣化や化学洗剤による表面の劣化も影響し、表面のコーティングが弱くなることでひび割れが生じやすくなる傾向にあります。
今回の施工では、まず浴槽のひび割れ補修を行いました。小さなひび割れであっても、放置してしまうとそこから水分が浸入し、浴槽の内部構造にまで影響を及ぼす可能性があります。水分の浸入は内部の腐食や劣化を促進し、最終的には浴槽全体の交換が必要になってしまう場合があります。適切な補修を行うことで、深刻な状況を未然に防ぐことができ、浴槽の寿命を大幅に延ばすことが可能になります。経済的な面でも、浴槽全体を交換する場合と比較すると、補修による費用は格段に抑えることができます。
続いて浴槽塗装リフォームを行いました。当社の塗装リフォーム「ペイント・ビューティ」は、専用塗料による吹き付け塗装で浴槽をリフレッシュする工法です。長年の使用により色褪せや黄ばみ、細かな傷などで見た目が損なわれていた浴槽も、塗装により新品同様の美しさを取り戻すことができます。また、塗装により表面が滑らかになるため、汚れが付きにくくなり、日頃のお手入れが格段に楽になります。
浴槽のひび割れ補修と塗装は同時に施工することにより、浴槽全体が統一された美しい仕上がりとなり、補修跡が目立つことなく自然な外観を実現することができます。
浴槽のひび割れ補修のみ行った場合、既存の浴槽表面と材質や色合いに微細な差異が生じることがございます。また、補修作業において浴槽表面の一部を研磨したり、下処理を行ったりする必要があるため、その過程で既存の塗装や表面処理にも影響が及ぶ場合があります。このような理由から、当社では補修と塗装を同時に行うことをお勧めしています。
当社ではこのような浴槽の補修と塗装リフォームにおいて、多くの施工実績がございます。浴槽のひび割れや劣化でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。