担当スタッフから

賃貸物件のユニットバスの床が沈むということで、リフォームのご依頼がありました。床の沈みの修繕のため、解体し根太の補修を行いました。また床には専用フロアを直接貼るリニューアル工法のフロア・ビューティでリフォームいたしました。フロア・ビューティは、断熱性能、防カビ性能に優れており、施工することで冬場の床の冷たさの緩和やお風呂のカビを防ぐ効果が期待されます。そのほか、耐水性、耐熱性、熱伸縮性、耐摩耗性、耐薬品性にも優れています。また、滑りにくい床材、クッション性のある素材のため転倒対策された床に生まれ変わります。フロア・ビューティは断熱性能により優れた「あったかシート」と、突き刺しやカッター等での切り裂きにも強い「しっかりパネル」の2種類があります。「あったかシート」は介護保険の住宅リフォーム適用で、5種類の色柄からお選びいただけます。「しっかりパネル」は切り裂きや、突き刺しにも強い素材のためホテルや賃貸住宅など業務用に最適となっており、4色からお選びいただけます。浴室のリフォームは、工事期間の入浴が難しいことがデメリットの一つとして挙げられることがありますが、フロア・ビューティは下地処理も含めて基本１日で工事が完了し、翌日から入浴が可能です。また工事中の騒音も少なくご近所様へご迷惑を掛けにくいため、賃貸物件などの集合住宅でも施工しやすくなっています。今回のリフォームも、工事は1日で完了し、集合住宅での施工でした。リフォームの仕上がりにも満足いただけたご様子でしたが、短い工期で集合住宅でも問題なくリフォームでしたことがよかったとのご感想を頂きました。集合住宅のリフォームでは、建物の構造上、大規模な改修が難しい場合があります。当社のリフォームは、今ある浴槽を「リメイク」するリフォーム工法のため、解体作業や壁を壊したりする大規模な工事をしなくても可能となっており集合住宅でもリフォームしやすくなっております。そのほか、集合住宅における浴槽リフォームは一般的に、エレベーターや階段のサイズ制限により大きな浴槽の搬入が難しい場合がある、床の耐荷重に制限があり重い浴槽への交換が難しい場合がある、重量増加による建物への影響を考慮する必要がある、既存の配管位置によりレイアウト変更が制限され大幅な変更は共用部分に影響を与える可能性がある、排水管など共用部分への影響を最小限に抑える必要がある、既存の防水層を完全に除去し再施工することが難しく不完全な防水は漏水リスクを高めることがあるなどの難点が挙げられます。これらの難点よりリフォームを諦めてしまっているということもありますが、今回のように修繕も必要となる場合に修繕せず放置していますと非常に危険で様々な悪影響をもたらす可能性があります。例えば、床の沈みがさらに進行し修理が困難になる、床下の腐食や劣化が進み大規模な修繕が必要になる可能性が高まる、床の不安定さが増し転倒リスクが高まる、極端な場合床が抜ける危険性もある、浴室の状態悪化が住居全体の価値を下げる要因となるなどです。当社ではこれまで戸建て、集合住宅ともに多くの施工実績がございますので、物件ごとの状況に応じて適切なリフォームや修繕方法をご提案させていただきます。