コラム

浴槽にひび割れなど補修の必要が出たら読みたい、リフォーム費用の価格相場のハナシ

一日の疲れを癒すための場所、それがお風呂場です。

シャワーや、浴槽に貯めたお湯を使ってリフレッシュすれば、蓄積したその日の疲れも洗い流せるというもの。

まさにお風呂場は、私たちが心身ともに健全な生活を営むために、必須の設備といっても良いでしょう。

   

ただし、そんな癒しの拠点でもあるお風呂場も、場合によっては補修・リフォームをしなければならないことがあります。

今回は、浴室内で起きる補修必須のトラブル事例や、浴室工事、バスタブの交換などにかかる費用の相場と、せっかくリフォームするとなった場合にこだわりたいポイントなどについてのお話をしていこうと思います。

既に浴室を見ては「そろそろ補修工事の時期かも」と考えるようになったという方。

または、現状まだリフォームの必要性は感じないものの、10年、20年後を見据えておきたいという方も、ぜひチェックしてみてくださいね!

「意外と多い」補修必須の浴室リフォーム例

一日の疲れを洗い流したり、心の洗濯をするために大切な場所、お風呂場。

基本的には日本の建築物は優秀なので、お風呂場が壊れてしまうですとか、災害でダメになることはそうそう考えられないことです。

ただし経年劣化は建築物の宿命ですし、浴室内の設備が古くなって破損するケースには、いずれ直面する可能性はあります。

たとえばタイルにひび割れが走ったり、場合によってはバスタブにもひび割れが確認されるといったことは、かなり稀ですが起こりえない話でもありません。

また、浴室壁面のタイル塗装が褪せてきたり、地下水をくみ上げて生活水として利用する地域では、お湯に含まれる鉄分が多すぎるせいで浴室全体にカルシウムが付着したうろこ汚れのようなものに覆われたり、場合によっては赤錆のようなものが排水される導線にそって付着することも。

こういった状況は見た目にも清潔感を損ねますので、まだ入浴自体には支障がないという場合でも、リフォームを検討する段階に入っていると考えてもいいかもしれません。

ただ、たとえばタイルのひび割れだけが目に余る場合はタイルを交換すればいいですし、塗装が気になる場合は浴室の再塗装をすればいいということに。

バスタブの破損は交換で対応するなど、局所に絞ってリフォームをする分には、さほどの費用は発生しないことも珍しくありません。

「ネットを見ても分からない」お風呂場のリフォーム価格の相場はどうやって知るべき?

一方、浴室のリフォームを考えているという方の中には、特に現状のお風呂場に不都合は生じていないものの、全面的にリフォームしてより快適な浴室にしたいという考えを持っているというケースも多いものです。

バスタブを大きくして、入浴中に足が伸ばせるようにしたい。

浴室のタイルや塗装を、より自分好みのものに仕立て直したい。

サイズオーダーした鏡を設置したい。

上記のように、お風呂場に対してのリフォーム熱が高まる契機は色々とあるものです。

そこで実際、どの程度の価格帯でリフォームをしてもらえるのか。これを調べてみたという方も多いのですが、案外こういう場合には、インターネットを参照するのがいいでしょう。

というのも現在では「浴室 リフォーム 相場」などで検索しますと、上位には施工業者さんのウェブサイトが多数表示されており、その多くは具体的な施工例と共に、工事価格も記載されているのです。

一口にお風呂場のリフォームや工事と言っても系統は異なるので、大まかな相場を判断するのは難しいものの、部分的な要素に絞ってみると、その相場のおおよその中央値というものは見えてくるはずです。

 

参考までに、筆者の実家が数年前にお風呂場を全面リフォームしたのですが、結構こだわった要素も多かった割には700,000円という、そんなに無茶な額面ではない費用を請求されていました。

お風呂場はこのぐらいの費用でも捻出するだけで、QOLが大幅に高まる空間。

水はけも良く、浴室乾燥機も設置され、浴槽もワンサイズ大きく再生された実家のお風呂場は、筆者もたまに利用するのが楽しみなほどです。

せっかく補修するのならお風呂場のリフォームにはとことんこだわった方がいいかも?

お風呂のリフォームに関しては、前述のように多少強いこだわりを持って業者さんに発注をしても、そこまで目玉が飛び出すほど費用がかさまない傾向は、依頼から工事までの経過を確認した立場としてもあると言えます。

そもそも論ですが、お風呂場のリフォームってなかなか依頼する機会がないと思うんですよね。

同じ浴室を2回も3回も手直しした、というような方の話はあまり聞きませんし、1回のリフォームでだいぶ満足するということが多いのではないでしょうか。

となると、たとえば補修する必要があるひび割れ、浴室内塗装の劣化、設備の不具合などが生じたら、スポット的な修理だけに終わらせるのではなく、これを良い機会と割り切ってこだわりを持ったリフォームを検討するのもいいでしょう。

筆者の知人にも、そういう考えに至った方がいます。

そもそもはシャワーの不調に不満を感じて、水道管の点検だけをお願いしたものの、実際に工事をする段階になる直前に「どうせなら丸ごと新しくリフォームしたい」と考え、急遽業者さんを浴室に入れてあれやこれやと注文を付けることに。

結果的に当初想定した予算からは足が出ましたが、それでも相場の範囲内。

費用としては、一世一代の浴室リフォームと考えれば、十分お釣りが来るレベルだったという話を聞いたことがあります。

これは浴室リフォームだけに限らないことですが、下手に一番みすぼらしくなった部分だけを修理再生するよりも、空間全体を丸ごと新しくした方が見た目にも統一感が出ますし、何よりそこにいるだけで気持ちが明るくなるんですよね。

お風呂場は特に、綺麗な浴槽があり、美しいタイルなどがあって、そこで体を綺麗にする場所。

となると、その空間を一新するために、設備の交換から塗装の変更、さらには大きなバスタブの設置に至るまで、思いつく限りの快適さを追求しても良いのではないでしょうか。

おわりに浴室のリフォームは思ったほど費用は掛からない!ただし情勢によって変動はあるかも?

ということで、今回はお風呂場のリフォームに関するお話をしていったところです。

ネットで浴室工事の相場をチェックしてみると、おおよそ数十万から100万円台前半であるとする声が目立ちます。

もちろん例外もあるでしょうが、実際にはこの辺りに落ち着くという傾向は高いのかもしれません(筆者の実家もこの範囲内で十分なリフォームが可能でしたし)。

そもそも日本は大半の家屋がそこまで大きくないですから、浴室も良い意味でミニマムな空間。だから工事の際にも、さほど費用が掛からないという側面はあるのかもしれません。

その割にはメリットも大きい工事になりますので、補修にせよ全面リフォームにせよ、きっと施工後はお風呂場に立ち入るのが楽しくなるはずです。

ただし、状況次第で工事をする際の価格は変動する場合も考えられます。

私事ですが、今年の夏に自宅の壁面の改修工事を業者さんに依頼したところ、折からの世界的な情勢の変化で建材の調達に思った以上の費用が掛かるとの見積もりを出されたため、現状では工事をストップしています。

それから進展も見えないままですので、もしかするとお風呂場のリフォームに関しても、同様の傾向が当てはまるのかも。

事前に業者さんに、このあたりの確認をお願いするのがいいですね!