コラム

ホーロー浴槽で後悔しない!賢い補修・塗装・メンテナンス完全ガイド

ホーロー浴槽の「交換かも…?」と思った方へ、実は“塗装”という賢い選択肢があることをご存知ですか?ここでは、古くなったホーロー浴槽の見た目をよみがえらせる方法や、役立つメンテナンス術、依頼先選びで失敗しないコツまで解説します。

ホーロー浴槽とは?

ホーロー浴槽は、鉄や鋳物といった金属の表面に強力なガラス質の層を焼き付けることで作られています。このガラス質のコーティングは光沢があり、見た目の美しさと高級感を演出します。また、表面は滑らかで汚れがつきにくくお手入れが比較的簡単です。一般住宅の浴槽の多くがこのホーロー浴槽であり、浴室を清潔で魅力的な空間にするのに適した素材です。

ホーロー浴槽の特徴と注意点

  • ホーロー浴槽は傷やヒビ割れが起きると下地の金属がサビやすくなるため、定期的な点検と補修が必要です。
  • 重量があり、特に鋳物タイプは100kgを超えることもあるため、2階以上の設置には床の補強が必要な場合があります。
  • 他の素材に比べると価格は高めですが、保温性や耐久性、見た目の美しさが優れています。

 

ホーロー浴槽の劣化サイン

細かなひび割れの発生(クラック)

浴槽の表面に細かなひび割れ(クラック)や、ぶつけた跡の欠け、茶色いサビの点やシミが広がってきたら、それは「そろそろお手入れした方が良いよ」と浴槽が知らせている証拠です。

ザラザラ、汚れが落ちにくい

表面のツヤが消え、ザラザラしている、汚れが落ちにくくなってきた、などもよくあるサインです。

金属部分のサビや腐食

浴槽をよく観察すると、縁や排水口付近、ぶつけた跡などに茶色い点や広がるシミのようなサビが目立つことがあります。これは、浴槽表面のガラス質の層が傷ついたり剥がれたりして、そこから水分が浸み込み、内側の鉄や鋳物が錆びてしまった結果です。

初めは小さなサビでも、そのまま放置すると腐食が広がり、見た目が悪くなるだけでなく、最終的には穴が開いてしまうこともあります。腐食が進むと補修が難しくなるので、気になる変化があれば早めに対処することが大切です。

サビや腐食は、浴槽の寿命にも大きく関わってくるため、「まだ使えるだろう」と思っても細部までチェックする習慣が重要です。

塗装を考えるタイミング

ホーロー浴槽は20~30年使えると言われていますが、15年を過ぎているならメンテナンスを考えてみると良いでしょう。費用が心配で丸ごと交換できない場合や、浴室全体は問題なく「浴槽だけきれいにしたい」と感じる時も、塗装が役立ちます。

塗装のメリット

  • 費用が抑えられる:交換よりも安く済み、相場は8万円~18万円ほどです。
  • 工事が早い:多くの場合、2日ほどで仕上がります。
  • 環境にやさしい:浴槽を再利用するので廃材が出ません。

 

塗装の注意点とリスク

ホーローの表面は滑らかなので、塗装がきちんと付くかどうか、塗装の前の下準備と使う道具の質、職人の腕前が大切です。機能付きの浴槽(追い焚き、ジェットバスなど)は使い方に制限が出ることもあります。内部の金属がサビて穴が開いている場合などは、塗装で治せないこともあります。

業者選びのコツ

  • 施工事例がたくさんある業者を選ぶこと:実績がわかる写真や詳細を見せてくれる会社がおすすめです。

  • 保証やアフターサービスがしっかりしているか:予期しないトラブルに対応してくれるかを確認しましょう。

  • 見積もりや説明がわかりやすいこと:疑問点をきちんと答えてくれる担当者なら安心です。

専門業者に依頼するメリットとデメリット

専門業者の塗装は、適切な材料選びや確かな技術によって、新品のような美しい仕上がりが望めます。作業効率も良く、1~2日で完了することが多いです。また、安全機器や環境対策も万全です。

デメリットはDIYより費用がやや高額になること、そして業者選びに慎重さが求められることです。

正しいメンテナンスで長持ちを目指そう:ホーロー浴槽のお手入れ方法

ホーロー浴槽は丈夫で長持ちする素材ですが、日々のメンテナンスが浴槽の美しさと寿命を保つために欠かせません。正しいお掃除の流れをわかりやすくご紹介します。

ステップ1:準備するもの

柔らかいスポンジやマイクロファイバークロス、中性洗剤、浴槽用クリーナー、そしてゴム手袋を用意しましょう。特におすすめなのは「東邦 ウタマロクリーナー」です。水垢を抑制し、石鹸カスなどの汚れを効率よく落とす成分が含まれています。洗剤は研磨成分が入っていないものを選び、浴槽を傷つけないように注意してください。

ステップ2:浴槽の表面を濡らす

最初に浴槽全体に水をかけ、表面を湿らせます。これは汚れを柔らかくして、落としやすくするためです。

ステップ3:やさしく洗う

柔らかいスポンジに中性洗剤を適量取り、浴槽の表面を丁寧に洗います。頑固な汚れには、浴槽用クリーナーの使用が効果的ですが、通常「東邦 ウタマロクリーナー」でほとんど対応可能です。

ステップ4:洗い流す

洗剤や汚れを残さないよう、きれいな水でしっかりと洗い流してください。

ステップ5:水気を拭き取る

マイクロファイバーの布で浴槽の水滴をふき取ることで、水垢の発生を防ぐことができます。

ステップ6:定期的に状態をチェック

清掃後は浴槽のツヤや表面の状態、ひび割れやサビがないかを確認しましょう。小さな傷やサビが見つかったときは、ホームセンターで販売されている補修キットで簡易補修が可能ですが、状態が悪くなってきたら専門の業者に相談することをおすすめします。

このように、ホーロー浴槽はやさしい洗剤と道具を使った日々のお手入れが美しさを保つコツです。研磨剤入りの洗剤や硬いブラシの使用は避け、浴槽の表面を傷めないよう丁寧に扱いましょう。水垢を減らすためにも、使用後はできるだけ水滴を拭き取る習慣をつけるのがおすすめです。

塗装の寿命と再塗装の目安

使う塗料や日々のお手入れの仕方で変わりますが、塗装の持ち具合は5~10年と言われています。気になる劣化が出てきたら、早めに業者に相談しましょう。

DIYでのホーロー浴槽塗装方法

DIYで浴槽を塗装するには、専門の材料と道具が必要で、塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響します。主なステップは以下の通りです。

  • 180番のサンドペーパーで表面を2時間ほど丁寧に研磨し、塗装が付きやすい状態にします。
  • シリコンオフなどの薬剤を使い、油分などの汚れをしっかり落とします。
  • プライマー(接着剤代わりの塗料)を2~3回塗り重ね、乾燥させます。
  • 320番の細かいサンドペーパーで再び研磨し、表面を滑らかにします。
  • 上塗り用の塗料を3回均一に塗り、クリア仕上げで光沢を持たせます。

換気や防毒マスクの使用、手袋の着用など安全面にも十分な配慮が必要です。

 

DIYのメリットとデメリット

DIYで行うメリットは費用を抑えられることと、好きな色や仕上げにカスタマイズできる自由度です。しかし、

  • 塗装には高度な技術と経験が必要で、初心者には難しい。
  • 材料や道具の質によっては塗装が剥がれやすく、仕上がりにムラができることも。
  • 専門知識や専用の材料を要し、市販品だけでは十分に対応できない
  • 溶剤型の塗料は臭いが強く、取り扱いに安全面の注意が必要。
  • 作業に時間と労力がかかり、換気もしっかりしなければ健康被害のリスクもある。

などのデメリットがあります。

素人の施工ではかえって再工事が必要となり、余計な費用や時間がかかるケースも多いです。ホーロー浴槽は、プロでも難しいとされるほど繊細な下地処理と専用技術が必要です。「きれいに直したい」「長持ちさせたい」と思うなら、専門業者への依頼がもっとも安心・確実な方法です。

ホーロー浴槽の補修について

ホーロー浴槽にできた軽い傷や小さなひび割れ、サビは放置すると悪化し、交換が必要になることもあります。そこで、DIYでできる補修方法と、専門業者に任せる場合のポイントをまとめました。

ホーロー浴槽の補修に必要な道具

補修を行うためには、以下の道具や材料を用意することが基本です。

  • ホーロー浴槽用の補修キット(ホームセンターや通販サイトで購入可能)
  • 細かめのサンドペーパー(180番や320番など)
  • 清潔な布
  • マスキングテープ

補修キットを選ぶ際は、プライマーやエポキシ系の二液型パテ(水に強く浴槽に適したタイプ)がセットになっているものがおすすめです。なお、ホームセンターでの入手が難しい場合は、通販での購入が便利です。

応急的な補修には「セメダイン超多用途シール」なども使えますが、本格的な修理が必要なら専門業者に依頼する方が確実です。

DIYでの補修手順

  1. サビや傷のある部分をサンドペーパーで丁寧に削り、表面の汚れやサビを取り除きます。

  2. 補修部分以外に塗料が付かないように、マスキングテープで周囲を覆います。

  3. 下地剤となるプライマーを塗り、しっかり乾燥させます。

  4. エポキシ系の二液パテを混ぜ、補修箇所に塗布します。穴がある場合はパテで埋めるように行います。

  5. パテが乾いて固まるまで十分な時間を確保してください。

  6. 仕上げに塗装を行いたい場合は、専門の塗料を使い均一に仕上げます。

 

補修が難しいケースと費用について

浴槽のダメージが進みすぎている場合(例えば大きな穴や広範囲の腐食など)は、塗装や補修だけでは対応できず、浴槽の交換が必要になることもあります。浴槽の交換費用には、新しい浴槽本体の価格だけでなく、既存浴槽の撤去費用、配管工事、設置費用などが含まれ、合計で100万円を超えることもあります。

また、ホーロー浴槽は材質が自然分解しにくい非分解性のため、廃棄時には環境への負担も考慮が必要です。そのため、環境面や費用面からも、状態に応じて塗装や補修での延命を検討するのがおすすめです。

まとめ

ホーロー浴槽の寿命は一般的に20年から30年と言われていますが、日々の使い方やメンテナンスの状況によって劣化の度合いは変わってきます。表面にひび割れや剥がれが見えると、その部分から水が侵入し、内部の金属が錆びてしまうため早めの補修が必要です。

補修は通常、研磨では難しく、塗装による方法が一般的で、費用は7万円から20万円程度が目安です。軽度の劣化の場合はコーティング材で対応できることもあり、その場合の費用は2万円から3万3千円ほどです。大きなダメージや広範囲の腐食では、浴槽の交換が必要になることもあり、その費用は浴槽本体価格に加え、撤去や設置費用がかかるため、合計で100万円を超える場合もあります。

ホーロー浴槽は耐久性があり肌触りも良い反面、価格が高く、補修や交換が可能な業者が限られているのが現状です。補修や交換を依頼する際には、施工実績や口コミ、費用の妥当性、保証内容をよく確認し、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

また、ホーロー浴槽はメンテナンス性が高いものの、適切な日々のお手入れを欠かさず行い、ひび割れやサビを早期発見・対応することで、浴槽を長持ちさせることができます。DIYでの塗装や補修は費用を抑えられる一方で、専門的な技術や適切な材料が必要であり、失敗のリスクもあるため、確実に美しく仕上げたい場合は専門業者に依頼するのが安心です。

ホーロー浴槽の長い使用期間を安心して快適に過ごすために、定期的なメンテナンスと早めの判断を心がけましょう。

 

弊社クラシフ施工のホーロー浴槽塗装事例案内

施工事例1:ホーロー浴槽吹付(アクアブルー仕上げ)(16万円)

施工内容

  • 浴槽 : ホーロー浴槽
  • サイズ :1200
  • 状態 : 錆びあり
  • 吹付色 : アクアブルー
  • 施工日数:2日

施工ポイント

  1. 下地処理
    錆びが進行していたため、まずはしっかりと研磨・除去を行い、下地を安定させました。
    この工程で手を抜くと仕上がりや耐久性に大きく影響するため、特に丁寧に作業を行っています。

  2. 密着性の向上
    吹付前に専用のプライマーでコーティングし、ホーロー材への塗膜密着を高めています。

  3. カラー選定
    今回は爽やかなアクアブルーを採用。清潔感があり、視覚的に浴室空間が広がる印象になります。

  4. 仕上げ吹付
    均一な艶と色を出すため、複数回に分けて丁寧に吹付を実施。ムラのないなめらかな浴槽表面に仕上げました。

 

錆びの進行による見栄えの悪さや不安を解消しつつ、カラーリフレッシュで空間全体が明るくなった施工例です。
浴槽の劣化や色あせでお悩みの方も、吹付リニューアルによりコストを抑えつつ快適な空間を再現できます。

 

お客様の声

長年使っていた浴槽に錆が目立ってきて気になっていましたが、すっかり新品のようにきれいになりました。
アクアブルーの色味も明るくて浴室の雰囲気まで変わって、とても気に入っています。
工事の日も短時間で対応していただき、すぐに使えるようになったのも助かりました。

 

施工事例2:ホーロー浴槽 吹付塗装(シルキーホワイト仕上げ)(26万円)

施工内容

  • 浴槽:ホーロー浴槽(1200)
  • 工程:既存塗膜剥がし → 下地処理 → 吹付塗装
  • 仕上げ色:シルキーホワイト
  • 施工日数:2日

既存塗膜をしっかり剥がしてから再塗装を行うことで、長持ちする美しい仕上がりを実現できました。
費用を抑えつつ新品交換に近い仕上がりを希望される方におすすめの施工方法です。

 

施工ポイント

  1. 塗膜剥がしと下地処理
    既存の塗膜をすべて剥がし、下地をむき出しにしてから再塗装を実施しました。塗膜の下で劣化が進んでいた部分も丁寧に処理し、新しい塗装が長持ちするよう下地を整えています。

  2. 密着性を高める下地調整
    剥がした後のホーロー表面にしっかりと研磨・プライマー処理を行い、再塗装の密着性を確実にしました。

  3. シルキーホワイトの採用
    落ち着いた高級感を与えるシルキーホワイトで仕上げ。光の反射で明るさが増し、浴室全体が清潔感あふれる空間になりました。

  4. 短期間での仕上げ
    丸2日での施工を可能にし、生活への影響を最小限に抑えました。

 

お客様の声

古い浴槽の塗膜が剥がれていて見た目が悪く困っていましたが、すっかり新しく生まれ変わって驚きました。
シルキーホワイトの色合いは明るく上品で、浴室全体が広くなったように感じます。
施工も2日で終わり、すぐに使えるようになったので生活への負担も少なく助かりました

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