浴槽DIY塗装の失敗例から学ぶ！後悔しないための注意点｜ブログ｜浴室リフォームならクラシフ

はじめに

「古い浴槽を手軽にきれいにしたい」「費用を抑えて自分で塗装できるのでは…」と考えたことはありませんか？実際、DIYで浴槽塗装に挑戦する人は増えています。しかし、その裏には「失敗してしまった…」という声も多数。ここでは、よくある失敗例を元に後悔しないためのポイントをご紹介します。

浴槽専用でない塗料は密着力や耐水性が足りず、1週間ほどで表面がザラザラし始めたり、水膨れのような膨らみが出て、いずれ剥がれてしまうケースが非常に目立ちます。

研磨や洗浄が不十分だと塗料が素材に密着せず、使用数日～数カ月で塗膜がはがれる失敗も。

ステンレスやホーロー浴槽の場合、適切な下処理と専用塗料が必須。これを省略するとまったく密着せず、逆に状態が悪化する恐れがあります。

プロはコンプレッサーとスプレーガンを使いますが、DIYではローラーや刷毛が主流。どうしてもムラや刷毛跡が残りがちです。

失敗後に再チャレンジ、または業者へ依頼し直す羽目になり、結局プロに初めから頼むより高くつく例も。

浴室は常に水気・湿気が多いため、塗料の密着・耐久性に特別な配慮が必要です。

塗る面の材質（タイル、コンクリート、FRP、ホーローなど）ごとに適した塗料や下地処理方法があります。

表面の徹底洗浄と脱脂
浴室用の洗剤・カビ取りで汚れやカビを落とし、必要に応じてシリコンオフなどで脱脂します。
下地処理
壁や浴槽のヒビ・穴はパテで修復。旧塗膜や粉化している部分はサンドペーパー等で除去。下地処理を丁寧にするほど密着力・仕上がりが高まります
養生
塗らない部分（浴槽、蛇口など）をマスキングテープやビニールシートで保護
適合する下塗り材・プライマーの塗布
壁材・浴槽材に合ったプライマーを塗ります（タイルや金属では専用品推奨）。
防カビ・防水性の高い専用塗料で複数回塗り重ねる
通常、下塗り→中塗り→上塗りの3ステップ。塗装方法は「スプレー式」がベストです。ローラーや刷毛ではどうしても塗りムラや筋が出やすいですが、スプレーなら細かい霧状になるため、プロのように滑らかな面が作れます。
十分な乾燥
各塗りの乾燥時間を守り、塗装後は2日ほど使用せず完全乾燥させます。完全な硬化まではこすらない・物を落とさないよう注意。

スプレー塗装時は塗料のミストやにおいがこもりやすいので、換気扇や窓を開ける・マスクやゴーグル着用で安全対策を行ってください。

浴槽・浴室のDIY塗装は、事前準備・下地処理・塗料選びの徹底が成功の要です。特に「スプレー式」での3工程塗装が美観と耐久性確保の鍵となります。少しでも不安や疑問がある場合は、プロへの相談・依頼も積極的に検討しましょう。

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