浴室をもっとキレイに!塗装でリフレッシュするための費用とポイント

浴室のリフレッシュ方法として「塗装」は、大規模なリフォームをせずに見た目を一新できる手段です。浴槽や壁、床、天井など部分ごとの施工も可能で、在来工法・ユニットバスどちらにも対応できます。カビや汚れ、塗膜の剥がれといった劣化症状も改善でき、塗装後は汚れが付きにくくなる効果も期待できます。
主要箇所ごとの費用目安
塗装箇所 | 費用相場 |
---|---|
浴槽 | 8万~15万円 |
壁 | 9万~13万円 |
床 | 5万~9万円 |
天井 | 4万~6万円 |
全体(浴室全体) | 20万~23万円 |
※費用は面積や施工のしやすさ、素材によって変動します。
ユニットバスの交換は、最も安価なタイプでも25万円以上、高機能品だと80万円近くかかるため、塗装はコストを抑えたい方におすすめです。
浴室塗装・浴槽塗装を徹底比較:それぞれの特徴と注意点
浴室塗装と浴槽塗装の比較表
項目 | 浴室塗装 |
| 浴槽塗装 |
主な特徴 | 浴室全体(壁・床・天井・浴槽など)を塗装し、一新できる |
| 浴槽本体のみを塗装し、見た目や機能を回復できる |
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費用 | 浴室全体:20万~23万円程度 壁:9万~13万円 床:5万~9万円 天井:4万~6万円 |
| 8万~15万円程度(素材や劣化状況で変動) |
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工期 | 1~2日で完了しやすい |
| 2~3日で完了するケースが多い |
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メリット | ・交換リフォームより大幅に安価 ・工期が短い ・防カビ・防汚効果が高まる ・廃材が少ない |
| ・交換より費用が安い ・短期間でリフレッシュ可能 ・好みの色や質感にできる ・細かい傷や汚れが目立たなくなる ・廃材が少ない ・外見を新品同様に近づけることができる |
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デメリット | ・断熱性や保温性などの機能は変わらない ・施工できる業者が限られる ・見えない劣化やカビは改善できない |
| ・浴槽自体の強度や保温性は改善しない ・塗装の剥がれやすさ(素材・下地状態による)・・・※1 ・一部機能制限や業者選びが重要 ・・・※2 |
ポイント解説
- どちらもコストや工期を抑えつつ見た目をリフレッシュできる点が共通の魅力です。
- 浴室塗装は浴室全体をまとめてきれいにしたい方に、浴槽塗装は浴槽だけ部分的に直したい方におすすめです。
- どちらも本体の機能(断熱・保温・強度)は変わらないため、劣化や破損が大きい場合は交換も検討しましょう。
※1:・・・ 塗装の剥がれやすさについて
浴槽塗装は下地の状態や塗料の種類、施工技術によって耐久性が大きく変わります。特にステンレスやホーロー製の浴槽は塗料が密着しにくく、剥離しやすい傾向があります。数年で再塗装が必要になるケースもあるため、素材や施工内容を事前にしっかり確認し、長期的なメンテナンスも考えておきましょう。
※2・・・業者選びと施工の難易度について
- 浴槽塗装は高度な専門技術が必要
塗装の仕上がりや耐久性は、業者の技術や経験によって大きく左右されます。特にステンレスやホーロー浴槽など、素材によっては難易度が高く、対応できる業者が限られています。 - 信頼できる業者を選ぶことが重要
過去の施工実績や写真、口コミ、アフター保証の有無を必ず確認しましょう。5年以上のキャリアや、補修技術(FRPライニングなど)があるかもチェックポイントです。 - DIYはおすすめできない
下地処理や塗料の選定、塗装工程の管理など、すべてに高い精度が求められます。DIYでは塗装がすぐに剥がれてしまうことも多く、結局は業者に再施工を依頼するケースも少なくありません。
業者選びを間違えると、せっかくの浴槽塗装が短期間で剥がれてしまったり、追加費用が発生するリスクがあります。必ず複数社から見積もりを取り、実績や保証内容までしっかり比較して選びましょう。
どんな時に浴室塗装を検討すべき?
- カビの発生が増えた
- 汚れが落ちにくくなった
- 塗装の浮きや剥がれが目立つ
このような症状が現れたら塗装のタイミングです。目安として10~20年ごとに塗り替えると、常に清潔な状態を保てます。
浴室塗装で注意すべきポイント
- DIYは非推奨:浴室は湿気が多く、塗装の難易度が高いため、専門業者に依頼するのが確実です。
- 素材によっては塗装不可:ホーローやステンレス、タイル、木材などは塗装に適さない場合があります。素材と塗料の相性に注意しましょう。
- 損傷が激しい場合は不可:ひび割れや欠損が大きい場合、塗装では対応できず、交換が必要になることもあります。
費用を抑えるコツ
- 必要な箇所だけを選んで施工する
- 補修やコーティングなど追加作業は必要性を見極める
- 複数業者に見積もりを依頼し比較することで適正価格を把握する
浴室塗装 業者選びのポイント
- 浴室塗装の実績が豊富な業者を選ぶ
どのくらいの件数を手がけているか、写真付きの施工事例があるかを確認してみましょう。
- コーティング専門ではなく塗装専門の業者を優先
- 「FRPライニング」など補修技術も確認
- 保証期間が明示されているか
保証期間は業者によって異なりますが、1~2年程度が一般的です。
- 複数の業者に見積もりを取る
見積もりは1社だけで決めずに、いくつかの業者から見積もりを取ってみるのがおすすめです。それぞれの価格やサービス内容を比べることで、適正な相場が分かりやすくなりますし、内容や保証の違いも見えてきます。納得できる業者を選ぶためにも、ぜひ複数社で比較してみてください
- 口コミやレビューを参考にする
業者選びで迷ったときは、インターネットのレビューや実際に利用した方の口コミをチェックしてみましょう。知人やご家族の体験談もとても参考になります。実際の声を聞くことで、安心して依頼できる業者を見つけやすくなりますよ。
浴室塗装の一般的な費用相場
業界全体の事例や各種調査を参考にした場合、浴室塗装の各部位ごとのおおよその料金目安は下記の通りです。
塗装箇所 | 一般的な相場(税込) |
---|---|
バスタブ(浴槽) | 80,000円~150,000円 |
壁 | 90,000円~130,000円 |
床 | 50,000円~90,000円 |
天井 | 40,000円~60,000円 |
※上記はあくまで一般的な目安であり、現場の状況や素材、施工範囲によって実際の費用は異なります。
このように、浴室塗装の費用は塗装箇所や条件によって幅があります。
浴槽塗装とは?交換リフォームとの違いと選び方
ここからは、浴槽塗装について「交換リフォーム」との違いを中心にご紹介します。
浴槽のリフォームには「浴槽塗装」と「浴槽交換」がありますが、それぞれ費用や工期、仕上がりに違いがあります。
たとえば、浴槽塗装は浴槽自体を交換せずに表面を塗り直す方法なので、費用を7万円~20万円ほどに抑えられるのが特徴です。
一方、埋め込み型浴槽の交換は15万円~50万円、ユニットバス全体の交換となると50万円~150万円以上かかる場合もあります。塗装の場合は古い浴槽の処分費用も不要で、予算を抑えつつ見た目を新品同様にリフレッシュできるのが魅力です。
また、工期にも違いがあります。浴槽塗装は2~3日で完了することが多く、浴槽交換やユニットバスの交換よりも短期間で済みます。さらに、塗装であれば規格外サイズの浴槽にも対応しやすく、追加工事が発生しにくい点もポイントです。細かい傷や汚れも目立たなくなり、外観を美しく整えられます。
どちらを選ぶかは、費用・工期・仕上がりの希望や浴槽の状態によって変わります。それぞれの特徴を比較し、ご自宅に合った方法を選んでみてください。
DIYで浴槽塗装はできる?
浴槽塗装を自分で行うことは可能ですが、相当な専門知識と高い技術力が求められるため、一般の方が満足のいく仕上がりを実現するのは非常に難しいのが現実です。
特に下地処理や塗料の調合、乾燥管理などが難しく、失敗すると数か月で剥がれてしまうことも。DIY用塗料としては「パイロキープ」「バスピュアコート」などがあり、用途や経験に応じて選ぶことが推奨されます。市販の浴室用スプレー塗料は浴槽には不向きなので注意が必要です。
DIY浴槽塗装の手順
浴槽をDIYで塗装する場合、仕上がりの良し悪しを大きく左右するのは下地処理の丁寧さです。ここでは、一般的な浴槽塗装の流れを紹介します。
- 徹底的な清掃
まず、浴槽表面の汚れや石けんカス、油分をしっかり落とします。とくに隅や入り組んだ部分は汚れが残りやすいので、念入りな掃除が必要です。 - 表面の目粗し(研磨)
サンドペーパーや研磨機を使って、塗装する部分全体を細かく削ります。これにより塗料の密着性が高まり、剥がれにくくなります。 - 脱脂・洗浄
シンナーなどを使い、表面の油分を完全に除去します。油分が残っていると塗料が弾かれ、仕上がりにムラが出る原因となります。作業中は換気を徹底し、防護マスクや手袋などの保護具も忘れずに着用しましょう。 - マスキング(養生)
塗装しない部分を養生テープやシートでしっかり覆い、塗料の飛び散りを防ぎます。 - 塗装作業
スプレーガンやハケを使って塗料を塗布します。塗料は2液性など指定通りに混合し、規定の厚みになるように複数回に分けて塗り重ねます。 - 乾燥
塗装後は十分な乾燥時間を確保します。湿気や水分が残っていると塗膜がうまく硬化しません。温風などを使い、完全に乾かすことが重要です。 - 上塗り・仕上げ
必要に応じてトップコート(仕上げ塗装)を塗り、さらに耐久性を高めます。最後に表面をポリッシャーやパフで磨き、なめらかな質感に整えます。 - 乾燥
このように、浴槽塗装は多くの工程と繊細な作業が必要です。特に下地処理や乾燥、塗料の扱いに手を抜くと、塗装の剥がれやムラ、耐久性の低下につながります。
コストを抑えるためにDIYに挑戦する方もいますが、未経験者には難易度が高く、失敗するとかえって修復費用がかさむこともあるため、慎重な判断が求められます。
DIYの主な注意点
- 塗料は2液性が主流で、正確な混合が必須
- 塗装前の脱脂や乾燥が不十分だと剥離しやすい
- 湿度や気温管理が難しい
- ホーローやステンレス浴槽は特に難易度が高い
- 失敗すると、後から業者に依頼する際のコストが増す
業者へ依頼した場合の料金目安
浴槽塗装を業者に頼む場合、10万円~20万円が目安です。実績や評価の高い業者を選ぶことが重要で、保証やアフターフォローの有無も確認しましょう。ユニットバスの場合は塗装が向かない場合もあるので、交換も含めて専門家に相談するのが安心です。
浴槽の傷みが激しく、大きなヒビや割れが生じている場合は、塗装による補修では根本的な解決になりません。塗装はあくまで表面を美しく見せるための方法であり、浴槽自体の強度や保温性は改善されないため、近いうちに再び不具合が発生するリスクがあります。このようなケースでは、浴槽の交換が最適な選択となります。
埋め込みタイプの浴槽交換の費用は、おおよそ15万円~50万円が目安です。同じサイズの浴槽でメーカーの在庫や業者の特価品を利用すれば、さらにコストを抑えられることもあります。ただし、古い浴槽の撤去や処分にかかる費用は業者によって異なるため、複数社から見積もりを取ることが重要です。
また、浴槽のサイズを変更したい場合や、在来工法のタイル張り浴室では、追加工事や浴室全体のリフォームが必要になるケースがあり、費用や工期が大幅に増加することも考えられます。将来的な使い勝手や予算も含めて、じっくり業者と相談しましょう。
ユニットバスの交換は約50万円~150万円が相場ですが、グレードや機能によって価格差が大きくなります。最小限の交換で済む場合は50万円程度で収まることもありますが、ユニット全体を交換する場合は80万円以上、グレードアップすれば250万円を超えることもあります。
ユニットバスは浴室全体が一新されるため、仕上がりの美しさや満足度が高いのが特長です。古いタイル張りの浴室をユニットバスに変更することで、工期が短縮され、より快適な空間が実現できます。家族構成やライフスタイル、予算に合わせて最適なプランを選びましょう。
まとめ
浴室や浴槽の塗装は、大規模なリフォームをせずに見た目を美しくリフレッシュできる、コストパフォーマンスの高い選択肢です。浴槽や壁、床、天井など部分ごとの施工も可能で、カビや汚れ、塗膜の剥がれといったトラブルにも対応できます。
一方で、浴槽自体の強度や保温性は塗装では改善できないため、ひび割れや大きな損傷がある場合は交換を検討しましょう。
費用は塗装箇所や素材によって異なりますが、浴槽塗装なら10万円~20万円程度、浴室全体の塗装でも20万円前後が目安です。ユニットバスや浴槽の交換はさらに高額になるため、予算や目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
また、DIYでの塗装は難易度が高く、失敗するとかえって費用がかさむこともあるため、実績や保証のある専門業者に相談するのが安心です。複数社から見積もりを取り、内容や価格、アフターサービスまでしっかり比較しましょう。
ご自宅の浴室や浴槽を長く快適に使うために、ご自身の希望やライフスタイル、家族構成に合わせてリフォームプランを検討してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 浴室塗装の耐久性はどれくらいですか?
A. 使用する塗料や施工の質によって異なりますが、一般的には5年~10年程度が目安です。良質な塗料を使い、プロがしっかり下地処理を行えば、経年劣化や水垢、カビからの保護効果も期待でき、長持ちしやすくなります。ただし、湿気や使用頻度、掃除の仕方によっても耐久年数は変わります。
Q2. DIYで浴槽塗装をして失敗した場合はどうなりますか?
A. 下地処理や塗料の選び方が不十分だと、数か月以内に塗装が剥がれたり、ムラになったりすることがあります。特にホーローやステンレス浴槽は塗装が難しく、DIYではうまく仕上がらないケースが多いです。失敗した場合は、専門業者に再施工を依頼することになりますが、その分追加費用がかかることもあるので注意しましょう。
Q3. 浴室塗装と交換リフォーム、どちらがいいの?
A. 費用や工期を抑えたい場合は塗装がおすすめです。浴槽や浴室全体の見た目をきれいにしたい、まだ大きな破損がない場合は塗装で十分対応できます。一方、浴槽に大きなヒビや割れがある場合や、機能性(断熱性・保温性)も重視したい場合は交換リフォームが適しています。
Q4. 塗装後、どれくらいの期間お風呂が使えませんか?
A. 塗装作業自体は1日で終わることが多いですが、乾燥のため最低でも2日間は浴室を使用できません。工事当日と翌日は入浴を控える必要があります。
Q5. どんな浴槽・浴室でも塗装できますか?
A. すべての素材に塗装できるわけではありません。FRPや人工大理石は塗装に向いていますが、ホーローやステンレスは塗装が剥がれやすく、施工が難しいとされています。素材によっては塗装よりも交換や他の方法が適している場合もあるため、事前に専門業者に相談しましょう。
Q6. 塗装後のお手入れで気をつけることは?
A. 柔らかいスポンジで優しく洗い、研磨剤入りの洗剤や硬いブラシは避けてください。定期的な清掃と換気を心がけることで、塗装の美しさと耐久性を長く保てます。
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