ユニットバスの劣化対策に!浴槽塗装でリフレッシュするポイントと選び方

お風呂場のユニットバスが古くなってきたと感じたことはありませんか?
塗装が剥がれたり、汚れが落ちにくくなったり、カビが目立つようになったら、そろそろ対策が必要なサインです。
ユニットバス全体の交換も一つの方法ですが、実は「浴槽塗装」で手軽に新品同様の輝きを取り戻せることも多いんです。
なぜ浴槽塗装が選ばれるのか?
ユニットバスの劣化が進んでも、すべてを交換する必要はありません。
浴槽部分だけが劣化している場合、塗装による補修はリフォームよりも費用を大きく抑えられます。
一般的なユニットバスの寿命は15~20年ほどと言われていますが、浴槽以外がきれいな状態なら、塗装で十分リフレッシュ可能です。
ユニットバス浴槽塗装のメリット
- コストパフォーマンスが高い
ユニットバス全体の交換は50万円以上かかることもありますが、浴槽塗装なら15~40万円程度。半額以下で美しいバスルームを手に入れられます。 - 工期が短い
塗装なら1~2日で完了することも多く、生活への影響が少ないのが魅力です。 - 耐久性アップ
専用塗料を使うことで、防水性やカビ抑制効果も期待できます。 - 色や質感の選択肢が豊富
好みの色や質感にリニューアルできるため、気分転換にも最適です。 - 傷やヒビもカバー
細かな傷やヒビも塗装で目立たなくなり、清掃も楽になります。
浴槽コーティングもおすすめ
塗装だけでなく、コーティングも有効です。
コーティングは表面を保護し、汚れやカビの発生を抑える効果があります。
浴槽塗装を検討するタイミング
- 塗装が浮いてきた
- カビが頻繁に発生する
- 汚れが落ちにくくなった
- 変色や劣化が目立つ
このようなサインが見られたら、浴槽塗装の検討をおすすめします。
ユニットバス塗装を考える前に知っておきたいポイント
ユニットバスの汚れや劣化が気になり、「塗装で新品のように蘇らせたい」と考える方は少なくありませんが、実際には塗装には多くの注意点や落とし穴があります。
ユニットバス塗装の難しさ
ユニットバスの塗装は、プロの業者でさえ失敗しやすい難易度の高い作業です。塗装が剥がれてしまうと、修復費用が高額になったり、場合によっては再施工自体が断られることもあります。
適切な塗料の選び方
- ユニットバスの多くはFRP(繊維強化プラスチック)製であり、アクリルウレタン樹脂塗料が適しています。
- 一般的な車用やヨット用の塗料は耐熱性が不足し、浴室には不向きです。
- ホームセンターで販売されている「浴室用塗料」は、ほとんどがモルタル壁用であり、ユニットバスや浴槽には適しません。
塗料入手のハードル
ユニットバスに適した塗料は、一般の人が簡単に入手できるものではありません。さらに、ユニットバス専用の塗料は、国内で独自に開発されたものや、海外から輸入される業務用がほとんどで、一般向けに流通することは稀です。
仮に個人が専用塗料を手にできたとしても、販売側は「自己責任でご使用ください」と注意書きを添えるケースがほとんどです。これは、塗装の難易度が高く、仕上がりや耐久性について責任を取れないためです。
技術と知識が求められる理由
塗料さえ手に入れば誰でもできるかといえば、そうではありません。ユニットバスの塗装は、素材の性質や環境条件によって仕上がりが大きく左右されます。
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、実際にユニットバス塗装の正しい方法や工程を詳しく解説している情報は少なく、多くの解説は経験の浅いユーザーによるものや推測に基づいています。
プロの現場では、専用の道具や工程、熟練の技術が不可欠です。素人が曖昧な知識や中途半端な技術で塗装に挑戦すると、塗膜の剥がれや仕上がりの悪さ、場合によっては再施工が困難になるなどのトラブルに発展します。
失敗のリスクと後戻りの難しさ
ユニットバス塗装で失敗した場合、リカバリーには大きなコストがかかります。剥がれた塗装を除去する作業や、素材自体の状態が悪化している場合は、プロの業者でも対応を断られるケースがあるほどです。
また、賃貸物件の場合はオーナーへの説明や許可が必要となり、自分で手を加えたことで後々トラブルになることもあります。
このように、ユニットバス塗装は塗料の選択から施工技術まで、高い専門性が求められるため、慎重な検討とプロのサポートが必要な領域です。
ユニットバス塗装の主な目的
ここで取り上げている「ユニットバス塗装」は、「ユニットバスを再生させる目的の塗装」を指します。既存のユニットバスをリフレッシュし、新品のような状態に蘇らせるための技術です。
ユニットバス塗装の2つの主な目的
ユニットバス再生塗装
- 色やデザインの変更
アクリルウレタン樹脂塗料など、ユニットバスに適した専用塗料を用いることで、色や仕上げを自由に選べます。傷やひび割れも修復でき、見た目を一新できます。
- 耐久性・防水性の向上
塗装を施すことで、表面の防水性や耐久性が高まり、カビや汚れの付着も抑えやすくなります。
- コスト・工期の軽減
ユニットバス全体の交換に比べて費用や工期を大幅に抑えられるため、予算やスケジュールに制約がある場合におすすめです。
保護コーティング(機能性向上)
- 表面保護・防汚効果
フッ素やガラス系樹脂などで表面をコーティングし、防カビや防汚効果を高めるものです。色は変えられませんが、3〜6万円程度で施工できます。
- 清掃しやすい浴室環境
コーティングによって汚れが付きにくくなり、掃除が楽になります。
浴槽は入れ替えができる状態か?~塗装と交換の選択ポイント~
ユニットバスの浴槽の劣化や汚れが気になるとき、「塗装で再生させる」ことと「浴槽自体を交換する」こと、どちらが適しているかは、浴槽の設置状態によって大きく異なります。
浴槽の設置タイプを確認しよう
据え置き式の浴槽
- 浴槽が独立して設置されている場合
浴槽が単体で置かれている「据え置き式」であれば、比較的簡単に浴槽のみを取り外し、交換することが可能です。 - 交換のメリット
浴槽の塗装をプロに依頼する費用と、浴槽を丸ごと交換する費用がほとんど変わらないケースもあり、この場合は交換を検討する価値があります。新品の浴槽をそのまま取り付けることで、耐久性や清潔さも長続きします。 - チェックポイント
浴槽周囲の構造やエプロン(側面カバー)の取り外しやすさも確認しましょう。エプロンは機種によって外し方が異なりますが、多くの場合、簡単に外すことができます。
壁や床と一体化した浴槽
- 浴槽が壁や床と一体になっている場合
ユニットバスの浴槽が壁や床と一体化しているタイプは、浴槽だけを外して交換することができません。
- 対応策の選択肢
1.クリーニング
汚れが主な原因であれば、まずは徹底的なクリーニングで解決を目指します。
2.塗装やFRPライニングによる再生
物理的な劣化や傷がひどい場合は、塗装やFRPライニングで浴槽表面を再生させることが有効です。
3.ユニットバス全体の交換
これらで対応できない場合や、耐久性を重視する場合は、ユニットバス全体の交換も検討しましょう。
浴槽の種類と塗装の可否
- 塗装しやすい素材:FRP・人工大理石
- 塗装が難しい素材:ホーロー・ステンレス(剥がれやすくトラブルが多い)
- 塗装できない素材:ポリ・木材(塗料との相性が悪い)
浴槽の状態チェック
- FRP表面がざらついている場合は「FRPライニング」で再生可能。
- ひび割れや穴がある場合、FRPなら修復できることもありますが、他素材は交換が必要な場合も。
- 塗装が剥がれている箇所は、表面を全て研磨し直す必要があります。
ユニットバスの塗装剥がれが起こる原因とは
ユニットバスや浴槽の塗装が剥がれてしまうケースには、いくつかの主な原因があります。それぞれの原因を正しく理解し、適切な対策をとることが重要です。
素材と塗料の相性
- ステンレスやホーローなど塗装に向かない素材
ステンレスやホーロー製の浴槽は、塗料との密着力が弱く、そもそも塗装自体が難しい素材です。そのため、たとえプロが塗装しても、時間の経過とともに剥がれが発生しやすくなります。
施工技術や業者のミス
- 業者の技術力不足や施工ミス
FRP浴槽は本来塗装に適しているにもかかわらず、剥がれが発生する場合は、業者の技術不足や作業工程の不備が考えられます。例えば、下地処理が不十分だったり、塗装前の乾燥が足りなかったりすることが原因となります。 - 塗料と素材の相性を見誤る
以前に塗装したときに、素材に合わない塗料を使ったり、相性の悪さを指摘されていた場合は、いずれ剥がれてしまうことが多いです
その他の要因
- 経年劣化や日常的な衝撃
長年の使用や、固い物を落としたり強い衝撃を与えることで、塗膜が傷つき剥がれることもあります。 - 塗装後のメンテナンス不足
塗装後も定期的なメンテナンスや清掃を怠ると、汚れやカビが付着し、表面の劣化が進みやすくなります。
タイルやモルタル部分の注意
- タイルや陶器部分は塗料の密着が弱く、塗装は推奨されません。
- モルタル壁は耐水性の高い塗装が難しいため、パネル貼りやユニットバスへの交換も検討しましょう。
汚れ対策はクリーニングも選択肢
- ひどい汚れはクリーニングで解決する場合も多いです。
- ただし、物理的な劣化(ひび割れ、穴や陥没、傷、表面のざらつきや変色)や染み付いた汚れは塗装や交換が必要です。
クリーニング後の注意点
クリーニングでユニットバスがきれいになった後も、油断は禁物です。汚れやカビは再び発生しやすいため、以下の点に注意しましょう。
- 使用後のこまめな掃除と水分の拭き取り
入浴後はすぐに壁や床をシャワーで流し、水分をしっかり拭き取ることで、カビの繁殖を防げます。 - 換気を徹底する
換気扇を回し、浴室の湿気を取り除くことも重要です。 - 定期的なメンテナンスの継続
日々のお手入れと合わせて、月1回程度の念入りな掃除を行うことで、常に清潔な状態を維持できます。
サビの発生とリスク
- 壁の膨らみは内部のサビが原因であることがあり、放置すると建物自体に悪影響を及ぼす可能性があります。
- サビが発生している場合は、ユニットバス全体の交換も視野に入れましょう。
サビが発生する原因
ユニットバスでサビが発生する主な原因は、内部に水が浸入し、金属部分が酸化することです。多くのユニットバスは壁や床の下地に鋼板(鉄板)が使われており、コーキングやシールの劣化によって水が内部に侵入すると、サビが発生しやすくなります。
また、浴室に金属製品(カミソリやヘアピンなど)を濡れたまま置いておくと、「もらいサビ」として浴槽や床、壁に赤茶色のサビが付着することもあります。
サビがもたらす悪影響
サビを放置すると、ユニットバスの壁や床の内部が腐食し、表面にデコボコや膨らみが出てきます。悪化すると壁や床に穴が開き、そこから水漏れやカビ、異臭の発生などにつながります。
さらに、内部のサビが進行すると、建物自体の構造にも影響が出る場合があります。特に賃貸物件では、入居者への安全面や衛生面のリスクが高まり、入居率の低下や修繕費用の増加にもつながります。
サビの早期発見と対策
サビの初期段階では、表面に小さな膨らみやぶつぶつが現れることがあります。この段階で発見できれば、補修やコーティング、サビ止め処理などで被害を最小限に抑えられます。
放置せず、早めに対処することが、ユニットバスと建物を長持ちさせるためのポイントです。
メーカー・築年数の確認
- メーカーを把握しておくと、部品の取り寄せや交換がスムーズです。
- 20年以上前のユニットバスは同じ規格の商品がない場合が多く、サイズ違いによる工事の難航も考えられます。
セキスイのユニットバスで注意したい点
セキスイ(積水)の一部のユニットバスでは、水はけの悪さが指摘されることがあります。特に排水溝や床の傾斜が十分でない場合、水がたまりやすく、カビや汚れの原因になることがあるため、塗装やリフォームの際は水はけの状態をよく確認しましょう。
- 排水溝の詰まりや劣化
髪の毛や石鹸かす、皮脂などが溜まりやすく、排水溝の詰まりや破損が起こりやすい設計の場合もあります。劣化した部品は交換が必要です。 - 床の傾斜や素材の確認
床の傾斜が不足している場合や、素材の経年劣化で水たまりができやすくなっている場合は、塗装だけでなく、部分的な修理や交換も検討しましょう。
ユニットバスを基準に工事する際の注意点
ユニットバスのリフォームや交換工事では、ユニットバスのサイズや形状を基準に工事を進めることが一般的です。しかし、このやり方には意外な落とし穴がいくつか潜んでいます。
床や土台の状態に注意
ユニットバスを設置する際、古い浴室の床や土台を解体せずにそのまま利用するケースがあります。この場合、腐った土台や柱がそのまま残っていることがあり、ユニットバスの脚を直接古い床に乗せるため、浴室の入口に極端な段差ができてしまうことがあります。
このような工事は一見スムーズに見えますが、将来的に床の劣化や不具合、バリアフリー性の低下を招くリスクがあります。
浴室の寸法や天井高の変化
ユニットバスはメーカーごとに標準サイズが決まっており、既存の浴室空間に合わせてサイズ調整が難しい場合があります。そのため、浴槽が狭くなったり、天井高が低くなって圧迫感が出ることもあります。
また、浴室の寸法によっては希望のユニットバスが設置できないこともあるため、事前の現地調査や寸法確認が不可欠です。
構造体の劣化や追加工事
ユニットバスを設置するために壁や床を解体した際、内部の構造体が腐食していたり、水漏れによる劣化が見つかることもあります。
こうした場合は、ユニットバス設置工事の前に補修や交換が必要となり、追加費用や工期の延長につながることもあります。
3点式ユニットバスの塗装
- 洗面台や便器は陶器製のため塗装が難しいです。
- 便器撤去後の穴埋めは「FRPライニング」で対応可能な場合があります。
賃貸物件の場合の注意
- 賃貸物件での塗装は、オーナーの許可があってもトラブルの元になるため、経験豊富なプロ以外は避けるべきです。
良い業者の見分け方
- ユニットバス塗装専門であること
- 5年以上の実績
- 色変更や穴埋め対応が可能
- 施工後の保証がある
- 施工事例を見せてもらえる
まとめ
ユニットバスの劣化対策として「浴槽塗装」は、コストや工期の面で大きなメリットがあり、浴室を短期間かつリーズナブルにリフレッシュできる有効な選択肢です。
塗装によって見た目が新品同様に蘇るだけでなく、防水性や防カビ性の向上、傷やヒビの補修、清掃のしやすさなど、さまざまな効果が期待できます。
一方で、ユニットバス塗装は技術や知識が求められる作業であり、素材や構造によっては施工が難しい場合もあります。
適切な塗料選びや下地処理、プロの施工技術が仕上がりや耐久性に大きく影響するため、失敗やトラブルを避けるためにも、信頼できる専門業者への依頼が強く推奨されます。
また、浴槽の設置状態や素材の確認、メーカーや築年数の把握、定期的なメンテナンスなど、事前のチェックポイントを押さえることが重要です。
賃貸物件の場合はオーナーへの事前相談も忘れずに行いましょう。
ユニットバス塗装を上手に活用すれば、快適で美しいバスライフを長く楽しむことができます。
まずは専門業者に相談し、ご自宅のユニットバスに最適なリフレッシュ方法を検討してみてください。
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