コラム

浴槽のキズ補修と長持ちのコツ:失敗しない補修方法とDIYの実践

お風呂タイムはリラックスの時間。でも、ふと浴槽のキズに気づくと、気になってしまうものです。物を落としたときの傷や、経年劣化による剥がれなど、小さなキズでも放っておくと見た目だけでなく、劣化や水漏れの原因になることも。今回は「浴槽のキズ補修の方法」「費用相場」「DIYのポイント」「長持ちのための掃除術」まで、実践的な情報をまとめました。

浴槽のキズ補修の基本

浴槽のキズは、主に塗装での補修が一般的です。傷の深さや素材によって対応が異なるため、まずは浴槽の種類を確認しましょう。

塗装で仕上げる浴槽の補修方法

浴槽のキズを塗装で補修する際は、まず傷やヒビの部分をパテと呼ばれる補修剤で埋め、その後専用塗料を塗るのが基本的な流れとなります。パテは粘土のように柔らかく、キズや亀裂の隙間をしっかりと埋めてくれる素材で、補修箇所を平らに整える役割を果たします。パテで下地処理をした後は、浴槽用の専用塗料で上から丁寧に塗装することで、見た目もきれいに仕上がります

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)

樹脂ライニング工法で補修。キズの下地処理後、防水性のある樹脂で補修し、内部への浸水を防ぎます。
 

人工大理石

ガラスマットや樹脂を使い、FRPと同様の補修方法が適用されます。経年劣化によるヒビ割れやふくれに注意が必要です。

 

ホーロー

薬品によるエッチング(下地処理)後に補修・塗装。サビや変色の防止にも効果的です。

 

ステンレス

パテで埋めてから塗装。硬い物の落下による凹みやキズが広がりやすいので、早期補修が大切です。
 

木製

木の繊維でできた補修剤(まきはだ)で隙間を埋め、カビには中性洗剤で対応。水漏れ防止が第一です。
 

浴槽のキズ補修:塗装で直せるキズ・直せないキズの見極め方

毎日使う浴槽は、知らず知らずのうちにキズやヒビがつきやすいもの。小さなキズなら自分で補修できることもありますが、実は「塗装で補修できないキズ」も存在します。今回は、塗装で補修できるキズとできないキズの違い、見分け方、そして補修の限界について詳しく解説します。

 

補修の可否

主なケース・素材

補修方法・対応例

備考・注意点

塗装で補修できるキズ

小さな傷・コーティングの剥がれ・表面の細かいヒビ

 

パテで埋めてから専用塗料で塗装

見た目もきれいに仕上がる

 

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)浴槽

 

パテ+専用塗料でほとんどの軽微なキズやヒビ補修可

樹脂ライニング工法も有効

 

人工大理石・アクリル浴槽

 

表面の薄いキズやコーティングの剥がれは塗装やコーティング剤で補修可

経年劣化によるヒビやふくれに注意

 

DIY対応範囲

キズが浅く、範囲が狭い場合はDIYでも十分に対応可

専用塗料や道具の準備が必要

 

 

 

 

塗装で補修できないキズ

内部まで腐食している場合

 

塗装では根本的な補修不可

浴槽交換が必要な場合も

 

穴が大きく開いている場合

 

パテや塗装では補修しきれない

浴槽交換が検討される

 

コーティングが大きく剥がれている場合

 

塗装で補修しても再剥がれのリスク大

長持ちしない

 

素材によって塗装できない場合(ホーロー・ステンレス・木製・ポリ素材)

 

ホーローやステンレスは塗装が難しい、木製・ポリ素材は基本的に不可

専門技術が必要、木製は補修剤で対応

 

深いヒビや亀裂がある場合

塗装だけでは補修しきれない

水が浸透しやすく、浴槽交換が検討される

このように、浴槽のキズやヒビの状況・素材によって、塗装で補修できるかどうかが大きく異なります。

補修の限界と見分け方

  • 見た目だけでは判断できないことも

表面のキズが小さくても、内部に水が浸透している場合や、ヒビが奥まで伸びている場合、補修してもすぐに再発することがあります。

 

  • 業者に相談するタイミング

キズやヒビが広範囲に及んでいる、水漏れが発生している、または補修後にすぐに再発する場合は、早めに業者へ相談しましょう。

 

  • 補修できない場合の対処法

塗装で補修できない場合は、浴槽交換やリフォームを検討します。浴室全体の劣化が進んでいる場合は、バリアフリー化や暖房設備の導入など、リフォームと同時にアップデートするのもおすすめです。

 

浴槽にキズができる理由

浴槽にキズができる理由は多岐にわたりますが、主な原因を整理しましょう。

  • 物理的な衝撃

シャンプーボトルやシャワーヘッド、スマートフォンなど、硬い物を落とした際の衝撃で傷がつきます。特にFRPやアクリルは、強度があるものの、鋭利な物や重い物が当たるとキズが残りやすいです。

 

  • 経年劣化

どんな素材も長年使ううちに劣化します。浴槽の寿命は一般的に10~15年といわれており、年数が経つと表面のコーティングが剥がれたり、細かなヒビ(ヘアークラック)が入ったりします。

 

  • 不適切な掃除方法

強い洗剤や硬いスポンジ、研磨剤入りのクリーナーを使うことで、表面に細かい傷がつくことがあります。

 

  • 設置や製造時の不具合

設置時にバランスが悪かったり、製造ミスがあると、特定の部分に負荷がかかり、ヒビやキズの原因になることもあります。

 

  • 温度変化や湿気

浴室は温度差や湿気の影響を受けやすい場所。急激な温度変化や長期間の湿気によって、素材が膨張・収縮し、ヒビが入ることがあります。

 

浴槽ごと交換したほうがいいケース

浴槽を丸ごと交換したほうが良いのは、以下のような場合です。

  • 浴槽が割れた・ひびが入った場合

重い物を落としたり、経年劣化でヒビが広がっている場合、補修では対応しきれず、水漏れや床下の腐食リスクが高まります。特にひび割れが大きい場合や、複数のヒビがある場合は、早めの交換が推奨されます。

 

  • クリーニングでも落ちない汚れがある場合

汚れが頑固でクリーニングしても落ちない場合、衛生面や見た目の問題から交換が必要になることがあります。

 

  • カビやサビが内部まで進行している場合

表面だけでなく内部までカビやサビが広がっている場合、補修では根本的な解決にならず、交換が適切です。

 

  • 排水口や周辺設備の不具合が複合している場合

浴槽以外にも排水口の詰まりや水漏れ、ドアの不具合などが同時に起こっている場合は、浴室全体のリフォームや浴槽交換を検討したほうが良いでしょう。

 

  • ライフスタイルの変化やバリアフリー化を目指す場合

高齢者や小さな子どもがいる家庭では、浴槽をバリアフリー型や介護対応型に交換するケースもあります。

 

浴槽のキズを補修するメリット

浴槽のキズを補修することには、さまざまなメリットがあります。

  • 安心してバスタイムを楽しめる

キズやヒビが気になると、せっかくのリラックスタイムも落ち着きません。補修することで、見た目もきれいになり、気持ちよく入浴できます。

 

  • お風呂場の清潔感がアップする

キズを補修すると、浴槽だけでなく浴室全体の印象が明るくなります。キズには汚れが溜まりやすいため、補修は清潔さの維持にも直結します。

 

  • 水漏れや劣化のリスクを防げる

キズを放置すると、内部に水が浸透して劣化や水漏れの原因になります。早めに補修することで、下地や他の部品まで傷むのを防ぎ、長持ちさせることができます。

 

  • 費用を抑えられる

キズが小さいうちなら、DIYや部分補修で費用を抑えられます。補修をせずに放置すると、最終的に浴槽交換が必要になり、費用が大幅に増えることもあります。

 

  • 工期が短い

部分補修やDIYなら、最短1~2日で完了し、すぐに浴槽を使えるようになります。

 

浴槽の補修費用の目安

浴槽のキズ補修を業者に頼む場合、およそ10万円前後が一般的な費用の相場となっています。

  • キズが一箇所や範囲が狭い場合:5万円前後
  • 複数のキズや全体にヒビが入っている場合:10~20万円程度

業者に依頼する際の賢い選択ポイント

浴槽の補修や交換を業者に依頼する際は、単に「安い」「早い」だけでなく、信頼と実績のある業者選びが大切です。ここでは、失敗しないためのチェックポイントを分かりやすくご紹介します。

1.複数の業者から見積もりを取る(相見積もりをする)

まずは、複数の業者に依頼して見積もりを比較することが基本です。これにより、費用の適正水準や工事内容の違いが明らかになり、納得のいく選択が可能になります。見積もりを取る際は、同じ工事内容で比較できるよう、具体的な補修箇所や仕様を伝えるのがポイントです。

2.相談時の対応力を重視する

営業担当者の対応力も重要な判断材料です。疑問や不安に対して親身に相談に乗ってくれるか、丁寧な説明やアドバイスをしてくれるかどうかは、その後の工事やアフターサービスにも影響します。初回の連絡や訪問時の印象も、信頼できる業者かどうかの大きな目安となります。

3.浴槽補修の実績と技術力を確認

浴槽補修は専門的な知識と経験が求められる作業です。業者選びでは、実際に浴槽補修の実績があるか、どのようなケースに対応してきたかを必ず確認しましょう。公式サイトや口コミなどで施工事例や顧客評価をチェックするのもおすすめです。

4.施工後の保証内容をしっかりチェック

工事が終わった後、万が一不具合が発生した場合の保証内容も重要です。保証期間や保証範囲が明確になっているか、無償で対応してくれるかどうかを事前に確認しましょう。アフターサービスの充実度は、業者の信頼性を測るバロメーターでもあります。

 

浴槽を長持ちさせる掃除術

基本の掃除方法

  • 洗剤は直接浴槽にスプレーせず、スポンジやブラシに付けてから使用
  • 中性洗剤から試す
  • 下から上に向かって洗う

 

素材別の掃除のコツ

  • FRP:中性洗剤+柔らかいスポンジ
  • 人工大理石:中性洗剤またはお湯だけでOK
  • ホーロー:シャワーとスポンジで十分
  • ステンレス:目に沿ってやさしくこする
  • 木製:やわらかい布で拭き、カビには薄めたカビキラー

 

浴槽のキズ、DIYでどこまで補修できる?

浴槽のキズ補修は、キズの程度によってDIYが適している場合と、そうでない場合があります。表面の浅いキズや小さな剥がれであれば、市販の補修キットや専用塗料を使えば自分で十分補修できるケースが多いです。しかし、内部まで腐食している場合や大きな穴、広範囲の損傷などは、DIYでは対応しきれないため、業者への依頼を検討しましょう。

DIY補修のメリット

  • 費用を抑えられる
    業者に依頼する場合と比べて、材料費や人件費を大幅に節約できます。キズが小さい場合は、数千円~数万円程度で済むことが多いです。
  • 自分のペースで作業できる
    業者の都合に合わせる必要がなく、自分のスケジュールで作業を進められます。週末や空いた時間を使って取り組むことが可能です。
  • 達成感が得られる
    自分で補修を成功させると、大きな達成感が得られます。また、今後のDIY意欲にもつながります。

DIY補修のデメリット

  • 失敗リスクがある
    補修がうまくいかないと、かえってキズが目立ったり、劣化が進むこともあります。特に深いキズや広範囲の損傷はDIYが難しい場合があります。
  • 仕上がりに差が出る
    プロと比べて仕上がりが雑になってしまうことも。見た目を重視する場合は、慎重な作業が求められます。
  • 必要な道具や材料の準備が必要
    専用のパテや塗料、養生テープなど、DIYに必要な道具や材料を自分で揃えなければなりません。

 

DIYの流れ

  1. 養生(補修箇所以外を保護)
  2. パテでキズを埋める
  3. ヤスリがけ
  4. 下塗り・上塗り(専用塗料使用)
  5. 乾燥
  • DIY補修は、自分の手で浴槽をきれいにしたい方や、コストを抑えたい方におすすめです。ただし、キズの状態をよく見極め、無理のない範囲でチャレンジすることが大切です。

浴槽のキズ補修はプロに任せるのが安心

浴槽のキズ補修は、特に素材が大理石や特殊加工されている場合、専門的な技術や知識が必要になるため、素人が手を加えるのは難しい</b3%Eケースが多いです。そのような場合には、プロの業者に依頼することで、安心して確実に補修を実現できます。

業者による施工は、補修箇所がしっかりと修復されるだけでなく、仕上がりも美しく、見た目もきれいになります。また、万が一のトラブルに対してもアフターフォローが期待できる点も大きなメリットです。

DIYでの補修に自信がない方や、キズが深い・広範囲に及んでいる場合、仕上がりを重視したい方は、迷わず業者への依頼をおすすめします。

 

まとめ:早めの補修で快適なバスタイムを

浴槽のキズは、見た目だけでなく機能面にも影響します。早めの補修で劣化を防ぎ、快適なバスタイムを楽しみましょう。DIYも選択肢ですが、自信がない場合は業者に相談するのが安心です。また、定期的な掃除とメンテナンスで、浴槽を長持ちさせましょう。

お風呂の不具合、修理・リフォームのポイントと費用のまとめ

お風呂は毎日使う場所だからこそ、ちょっとした不具合もすぐに気づきます。でも「修理するべき?」「リフォームは必要?」と悩む方も多いはず。今回は、お風呂のトラブル別の修理・リフォーム費用の目安と、業者選びのコツ、そしてDIYの注意点まで、分かりやすく解説します。

 

部位ごとの修理・交換費用相場

排水口・排水管の詰まり

  • 費用:8,000円~38,000円
  • 高圧洗浄が必要な場合は追加費用がかかることもあります。

蛇口や水栓からの水漏れ

  • 費用:3,000円~30,000円
  • パッキンの劣化や接続部の緩みが主な原因。業者の出張費も考慮しましょう。

蛇口・水栓の交換

  • 費用:7,000円~35,000円(一般的には10,000~15,000円)
  • 機器のグレードや作業内容で価格が異なります。

浴槽のひび割れ・塗装

  • 費用:95,000円~150,000円
  • FRPや人工大理石の浴槽に適応。素材によっては対応できない場合も。

浴槽本体の交換

  • 本体価格:10,000円~400,000円
  • 施工費用:40,000円~200,000円
  • 塗装で解決できない場合に検討します。

壁・天井・床・タイルの交換

  • 壁のみ:80,000円~300,000円
  • 天井のみ:35,000円~70,000円
  • 床のみ:40,000円~140,000円
  • 全体:100,000円~300,000円
  • まとめて施工する方がコストダウンできる場合も。

ドアの修理・交換

  • 修理:15,000円~30,000円
  • 交換:50,000円~160,000円
  • 開き方や外枠の有無で価格が変わります。

給湯器の修理・交換

  • 修理:7,000円~30,000円
  • 交換:100,000円~385,000円

換気扇の修理・交換

  • 修理:3,000円~50,000円
  • 交換:30,000円~150,000円(高性能機種や大掛かりな工事の場合は350,000円~400,000円)

暖房乾燥機の修理・交換

  • 修理:15,000円~50,000円
  • 交換:100,000円~400,000円
  • 保証期間内ならメーカー窓口も活用しましょう。

 

 

お風呂のトラブル、原因と対処法

水漏れや詰まりは経年劣化が原因のことが多い

  • パッキンやコーキングの劣化、配管の亀裂などが主な理由です。
  • 原因が分からない場合は、専門業者に調査を依頼するのが安心です。

10~20年経ったら交換・リフォームも検討

  • 給湯器:8~10年が目安
  • 換気扇:8~15年
  • 浴槽・浴室:10~30年
  • 築年数や使用状況によっては、部分修理ではなく全体リフォームも視野に入れましょう。

 

業者選びのポイント

得意分野が会社ごとに異なる

  • 水漏れや詰まりの修理専門、浴槽塗装の経験豊富、ユニットバス交換が得意など、会社によって強みが違います。
  • 複数の業者から見積もりを取ることで、価格や対応内容を比較できます。

しつこい営業電話を避ける方法

  • 連絡希望時間を指定できるサービスや、紹介会社数を制限しているサービスもあります。
  • 見積もり後のフォローも充実している業者を選ぶと安心です。

 

 

DIYは避けるべき?注意点を解説

基本的にはプロの業者に依頼

  • 失敗すると水漏れや悪臭などが悪化するリスクがあります。
  • 特に集合住宅では、階下への影響も懸念されます。
  • 換気扇や暖房乾燥機は有資格者が必須
    電気工事士の資格が必要な工事もあるため、DIYは避けましょう。

まとめ:早めの対処でコストを抑えよう

お風呂の不具合は放置せず、早めにプロに相談することで、修理費用を抑えられる可能性があります。業者選びや見積もりも、複数比較して納得のいく選択を心がけましょう。

このように、お風呂の修理やリフォームは部位やトラブル内容によって費用も対応も大きく変わります。バリアフリー化や修理技術の進化にも注目しながら、快適なバスライフを実現してください。

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