コラム

お風呂リフォームはいつすべき?改装の目安はこちら!

綺麗に清掃された浴槽

どんなに大切に使っていても、お風呂場は日々古く、使いにくくなっていきます。
この理由は単純で、いくら大事に扱ってこまめに掃除もしていても、経年劣化は避けられないためです。

毎日使う以上、お風呂場のリフォームはいずれ必ずすることとなります。
どんなに大事に使っていても、劣化してしまうのがお風呂場。

そして劣化してしまったお風呂場を使っていると、せっかくの入浴の満足度も低くなってしまいます。
大切なのは、劣化が確認されたらすぐにお風呂場のリフォームを完了させることでしょう。

ところで、具体的にどのラインがお風呂場のリフォームの必要が出てくるタイミングなのでしょうか。
今回はこのリフォームの必要が出るタイミング、その目安をご紹介したいと思います。

ご自宅のお風呂場において合致する条件が認められるという方は、ぜひ近々での改装をご検討ください!

20年以上リフォームをしていない

まず、大前提となるリフォームの目安ですが、おおよそ20年以上使い続けていると、大抵のお風呂場は大なり小なりの不具合が目につくようになります。
それでも、お風呂場としての機能に致命的な欠陥が出ていない場合、だましだまし使い続けることも可能ではあります。

が、いずれ放置していることで、重大な欠陥に直面する可能性もあり、そうなるとリフォーム費用も高額になってしまうことが予想されます。
リフォームのための金額をなるべく安く抑えるためには、ある程度ダメージが軽い段階で改装をしてもらうことが大切。

20年以上使うと、基本的な機能に問題はなくても、あちこちに傷みが出ることも多いので、そういった時期に差し掛かった際に、「そろそろリフォームが必要かも」と検討するのが良いかもしれません。
もちろん、かなり丁寧に使っている場合は、20年、30年とリフォームの必要がないお風呂場を維持できている場合もありますので、ケースバイケースですね。

お風呂の床や壁に生じるリフォームの目安

経年劣化でやや汚れたお風呂の床

続いて、お風呂場でも特に目立ちやすい、床と壁に表れるリフォームの目安。
こちらについてもいくつか代表例を挙げていきたいと思います。ぜひ、ご自宅のお風呂場環境チェックの参考にしていただければさいわいです。

カビが発生している

カビの中には、どんなに力を入れて掃除しても、こびりつくとなかなか落ちにくいものもあります。
いろんな洗剤が市販されている昨今ですが、それでもちょっと放置している間に、頑固な汚れとして落ちにくくなる場合も。
カビ自体がお風呂場の機能を悪化させるわけではないものの、見た目に不衛生に映りますので、こういった汚れが目立ってきたときは、一つのリフォームの目安とお考えください。

一部がサビてきた…

また、壁や床にサビが浮く場合も。
こちらの場合も、初期であれば自力のこまめな清掃でほとんど対応できるのですが、やはり20年以上リフォームをしないうちに、気づくとサビが出るというケースは考えられます。
壁の高い位置にサビが発生すると、場合によっては手が届きにくく、十分な清掃もできません。

こういった場合には、専門の業者を呼んで改装工事をしてもらい、綺麗にリフォームしてもらうことをおすすめします。
床や壁のパネルを入れ替えるタイプのリフォームなら、そもそも費用もさほど金額面では負担もないため、気軽に綺麗にすることが可能です。

ひび割れが確認できる

これも経年劣化の最たる例なのですが、床と壁にひび割れが発生する場合も。
こちらは素人では修繕が難しい部類のトラブルですし、床の場合はひび割れした部分に足の指先が引っかかってしまうと怪我の原因にもなり、危険です。
これこそまさに、専門の業者に対応してもらうことを急ぐ部類のリフオーム案件でしょう。

浴槽に見るリフォームの目安

経年劣化でやや汚れた浴槽

続いて、お風呂の主役。浴槽に見るリフォームの目安についても紹介してまいります。
浴槽が綺麗でなければ、入浴も気持ちよくなりませんので、これについては機能面に問題はなくても、なるべく早期にリフォームを検討したいところです。

変色が発生している

塗装が落ちてしまったり、変色が発生しているなど、浴槽そのものの見た目が著しく劣化してしまうと、せっかくの入浴の時間が楽しめません。
やはりお風呂場は体を綺麗にする場所なので、大前提として浴槽が綺麗でなければ!

しかし長く使っていると、機能性は落ちなくても、見た目が悪くなってしまうことは十分考えられます。
小さな傷が入り、そこにカビが入って落ちないまま、汚く見えるということも珍しくないトラブルです。

各種変色が目につくようになったときは、リフォームの時期に差し掛かったサインなのかもしれませんね。

ひび割れが確認できる

これは前項とも被る要素なのですが、浴槽にもひび割れが生じることがあります。
経年劣化によって傷み、ひびが入ったり。
なにか重いものや尖ったものを浴槽に落としてしまい、ひび割れが生じることは考えられる事態です。

ひびが入ってしまうと、そこからお湯が浸透し、劣化が早まってしまうこともありますし、シンプルにひびの入った浴槽に入るとなると、気分的にも落ち着きません。
お風呂場の主役がこの有様では可哀想なので、この場合は早急に業者に見積もりを出してもらい、費用を捻出することをおすすめします。

その他、よくあるリフォームの目安

他にも、お風呂場のリフォーム時期については、目安となる要素がいくつか存在しています。
そちらもその代表例を挙げてまいりますので、ご自宅のお風呂場設備の現状と比較してみてくださいね。

換気扇の機能が低下してきた

お風呂場には付き物の換気扇ですが、この換気扇も当然経年劣化の影響を受けます。
作動音がやたらうるさくなったり、そもそもちゃんと動かなくなったり。
このような場合は修繕が必要な段階ですので、お風呂場そのものの機能に問題がない場合、リフォームはとりあえず後回しにして、こちらだけでも交換しておくことが大事です。

蛇口がしっかり締まらず、水が漏れる

お風呂場の蛇口

また、蛇口周りのトラブルも経年劣化あるあるです。
しっかり栓を締めているのに、ポタポタと水滴が垂れてしまうという場合は、リフォームの時期に差し掛かったと考えるのが適切。
そのまま放置して良くなることはありませんし、水道代も無駄に高くなってしまいます。

気づいた時にすぐ対策することが、一番の費用面での節約になるはずです。

ドア、窓の開閉に不具合が生じる

古いお風呂場になると、だんだんドアや窓の開閉が難しくなることも。
湿気の多い場所なので、通常のドアや窓とはもちろん異なる加工もされている場合がほとんどですが、それでも15年、20年と使っているうちに、開閉に余計な力を入れる必要などが出る場合も考えられます。

このような場合もまた、お風呂場リフォームの時期に差し掛かった目安と考えるといいですね。

経年劣化は放置しても決して改善しないので、早めのリフォームを!

大切に使っていれば、それだけ長持ちするのがお風呂場です。
ただし、永久に新品同様のまま……というわけにはいかないのが難しいところ。
いずれは、どうしてもリフォームが必要になる時期が訪れることになります。

ただしその時期は20年以上先になることがほとんどなので日頃から必要になる金額を見越して、リフォーム費用を捻出しておけば十分必要な額面は用意できることでしょう。
改装すればまたその先20年は安泰、ということになりますので、これは必要な費用と割り切って、気になる部分を一気に直してしまうことをおすすめします!